報われない努力

報われない努力はある。
何かの時に役に立つ割合は0.03とかくらいだろう。

回り道をして到達する場合もあるし
努力と執念のとなりにある成功を手にする偶然も有るだろう。

ただ、むやみに努力をするのではなく、少しだけ方向付けをし、目標が遠いものなら思いきった行動をして状況をシフトしそこからの努力をすれば良いと思う。

僕は努力を否定はしていない。

どころか一定量の努力にカロリーを割かなくては何一つなし得ないだろう。

努力ができる人はひとつ他にはない価値を持っているのだから、あとは方向だけ。

道はそうやって拓くものだ。

タンゴと僕

再来月から僕は少し自由になる。

だからってタンゴをくちずさんで、羽根が生えたように歩く訳ではない。

回りから見ればいつもの佐藤だが
本人は、タンゴをくちずさんで歩いているのだろう。

たまにターンをしたりもするから気をつけてくれたまえ。

瞬間バカ

となりに息を飲むような美人がいる。

と、なると真っ先に僕はバカになる。

気の効いた喋りがまずできなくなり、くち数がへる。

下手にアタマを使おうものなら滑る滑る。

全然ダメ。

先日俳句の会で即興をやったとき、ほぼ全部タコったのは、お酒のせいでも風邪薬のせいでもなくそう言うことかと。

だからって、僕は、全然俳句が取られなくてもその瞬間、えらい幸せだったんだからいまもニヤニヤしている。

アタマ悪くなってもそれは良い記憶だったりする。

【仕事】できるヤツの下につけ

もし、先輩社員や師匠を選ぶならできるヤツの下につけ。

メリットは
・交渉力があるからいい仕事がきている
・大きな仕事をしてるなら何パーセントかは回ってくる
・本物の仕事にリスクやダメージが少なく参加できる
・ノウハウはそこにあり身に付く
・少なくとも将来のベンチマークになる

デメリット
・自分との差がアリアリ
・仕事はそのスター中心
・本物の仕事が前にあり戦々恐々。
・理解を越えた常識とは違う価値観

ただ、デメリットは大した事はない。
きちんと仕事をしていれば、見てるヤツは見てる。
世襲じゃないんだしスターの引退や老衰を待つ必要はなく、そのまま別の場所で新たなスターになればよいのだし(何せ、スターの手下でいる間はスターの名前を傘に仕事をしてるのだからデメリットの項目が発生するのは当たり前)

きちんと仕事が身に付き、ある程度恩返しができたら、あとは好きに旅立てばよい。

スターは個人でできる訳ではないので得てしてソーシャルな人物だったりするからその素養は真似ること。
運は真似ることはできないが、真似ててにいれることができるものは何でも真似る。

で、自分がスターになったら手下に大体同じことを教えて行けばいい。
背中で教えるのもアリ。

ちなみに、スターでない仕事ができない人間の下につくと
・仕事が小さい
・引き受けられる責任能力が小さい
・責任能力が小さいから量も室もたいした要求のない仕事がくる
・手下に焼きもちを焼く
・怨みツラミの世界になりがち
・類は友を呼ぶ的にダメ人間が集まる

となる。

例外として団塊の世代のスターには気を付けろ。

ヤツらは肥沃な土壌が有るのに焼き畑をし、踏み荒らしてから去る。
自分の前の世代からの宝のリレーを途切れさせ、私物化し墓にまで持ち込む。

理由はわからないが余裕がなくソーシャルでなく、議論のようなふりをして間違った正義のような数の暴力を振り回す。
彼らには二者択一の嘘の現実しかなく、余りにも枯れた未来しかもたらさない。

そして、彼らの用意した煮え湯のような現実の中でいま生きろと言われている。

少なくとも、生きるが、新世代の強さとともに生きたいところだ。

シリアのニュースみた。後藤健二さん大丈夫かな…

なんとなく、後藤健二さん大丈夫かな…
と。

腕利きの戦地ジャーナリストでテレビでも見たことあるけど
名前、一文字違いだよな…
とか、なんとなくだが他人ごととは思えなかったり。

佐藤健ってのも一文字違いだよな…
電王はリアルタイム全話視聴したんだぜ?

渋谷でパンを買う。

渋谷に行ったらパンを買う。

新宿にもパンは売ってるが、渋谷に行ったらパンを買う。

だってパン屋のバイトさん可愛いからさ。

混濁した気分と青山ブックセンター

混濁した意識のまま青山に来て
愛用してる革製品の店をフラフラ眺め、
青山ブックセンターに来ている。

混濁した売り場にある諸々の本を手にしたり手にしなかったり。

少し風邪っぽい、おそらく微熱が出ている、
しかし、なに?10年くらい前までよく歩いた道

ふにゃふにゃでもどうにかなるもんだ
いつものエスカレーターを下る。

店に入ったのは連休中日、夜8時前。

少しくたびれた役目が〜なかば尽きようとしている〜オールドメディアたる「本」の代表選手、青山ブックセンターらしい逸品のなかをくるくるくるくる気のすむまでまわってみる。

以前のキラキラした青ブクでなく、棚も少し古びた脱力系の青ブク。

並んだ本の方はメディアとしての古さもあるが
売れないことへの足掻きが露になっていて
かえって活き活きした表現のオンパレードだ。
禁じ手はなし、なりふり構わず、奥の手さえも出し惜しみなし。

ある種のいさぎよさ。

活きることのなんたるかを証明しているようだ。

ジャンルを越えた凌ぎ合い。

バブルやその後20年のそれなりに本が売れた時代には考えられない、野生むき出しの…

本の本気。

の行列だ。

否、駄洒落を撒き散らすための伏線のために書いたわけではない。

混濁した気分を堪能し…正直飽きたので冴え渡る夜の青山を渋谷に向け歩き巣に帰る。

副都心線で渋谷は近くなった。

さぁ、西新宿に帰ろう。

スマホが奪ったものとか

スマホが奪ったものは?

利便性と言う免罪符を持って生活に諸々をもたらしたスマートフォン。

実際にはすぐになんでも解決できる側面があり便利だが、なんだか砂糖菓子のように生活を蝕んでいる気がしたので考えてみた。

・様式美
・ロマンの喪失
・作業をする感覚
・隙間時間
・隙間時間の思考

とかではないか?

なぜそれが可能だったかと言うと

・懐に入るくらい小さかった
・速い通信が可能でネットと繋がれた
・ネットがとりあえずの成熟を迎え情報が有った。
・表示する画面が広く刺激的であった。

ある程度はガラケーのi-modeや京ぽん2あたりでなんでもできた訳だが画面サイズと可搬性のバランスが絶妙だったんだろう。

その砂糖菓子の原型をつくり世に広めたAppleのスティーブジョブズ御大にひとまず敬礼。

して、なんでも見つかりlineみたいなひとと繋がるツールが何が悪いのかということにシフトする。

・様式美
・ロマンの喪失
・作業をする感覚
・隙間時間
・隙間時間の思考

のそれぞれ解説だ。

・様式美
・ロマンの喪失

これは人間性の喪失に近い。

古式ゆかしい儀式を廃してショートカットできてしまう部分。

図書館に行って調べものをせず、ググレカス。

鶴の求愛ダンスよりスマホで出会い系だ。

なんとなくそれで足りてしまう現実。

知ると言う活動は本質にぶち当たることは実際はなく、無知である状況を少しだけ解消することに有るそうで、とりあえず知ったような気分になれるとこか。

んでまー、ショートカットも時短できて悪くはないのだし、もう戻れないくらい便利になってしまったんだけど、間違いなくショートカットの代償に思考やら探求する部分で何か重要なものを置き忘れてしまってるぞい。ということ。
いまスマホで手に入る答えは略式のもので、なにか実際には必要だった部分が置き去りにされてるぞということ。

そんな機微なことは重要じゃないとする向きもあるけど、ビジョンを示したりなにかを作る上ではとても大切なことかなと。

セックスは砂糖菓子だが童貞の想像力が引き起こす奇っ怪なまでのロマンには遠く及ばないというところか?
提供されない答えに対する探求は時として未知のクリエイティブを呼ぶという現実。
ドンキホーテが命懸けで風車に突っ込むのも人間性だなと思う部分が。
間違ってしまってはいけないが、面白さを失うことになるかなと。

で、精神性を考えた次は物理フェーズだ。

・作業をする感覚
・隙間時間
・隙間時間の思考

これ重要。

企画をする仕事をしてたので、ワークフローの簡略化をし、手仕事を早く正解に解決する作法を作るのは僕は得意だが、その際、現実の人がどれほど技術が有るかを見定める必要がある。
作業に慣れてるか、技術力は有るか?

残念ながら世代的に団塊世代と比較した際ガンダムとザクタンクレベルの差がある。
チートが多かった分手仕事におけるスピードがいまの人は無い。
逆に思考のネットとの親和性は高いのだが…
作業においては、あまり価値の無いことだ。
人海戦術を使う場合に必要な知識なのでとりあえず触れておく。

脱線もあったが続ける。

・作業をする感覚

についてはスマホが悪い訳では無いが、利便性が加速的に上がった分、実利が減っていることは重要かと。
効率が上がったが利益率が減るという感じかな。

・隙間時間
・隙間時間の思考

これが最近気づいたとこ。

暇潰し

という言葉が有るが、人生は生きるという部分を抜いたら暇潰ししかない。

人生をどうするか?

なんてことをまるっとスマホが引き受けてしまう恐怖たるや。

友達としゃべるのも、音楽を聴くのも、絵を描くのも、写真を撮るのも、本を読むのも、知らない景色に会うのも、知らない知識に出会うのも、大体できてしまう。

「隙間時間」が生まれることで何か起こるはずだった可能性をシャットダウンするわけだ。

となると

・隙間時間の思考

なんてものは、その便利なサイクルにハマっている最中は発生しない。

暇がクリエイティビティに重要な要素ならかなりの部分で作るひとには危機的な状態なのかもな。

とりあえず暇がなくなったのでとりあえず。