dp2Merrill を買わなかった。
フジヤカメラの棚の前で考えあぐねる。
変態カメラ、dp2 Merrill
フォベオンセンサー、世代の比較的新しくサイズも大きなMerrillの入ったアレを買うか買わないか。
街を撮る意味では悪くないdp2Merrill。
ただ、聞くとこによると扱いが面倒。
電池食い。
ホワイトバランス滅茶苦茶。
生産終了。
ディスコン。
価格は一番下がってるが、RAW現像必須(まぁいつもやってるが。)
シグマっぽい絵。
カリカリ局地。
収差や雰囲気の全否定。
うーん。
使ってみたい気もしたんだが、なんだか非常に気が向かない。
多分この後、何台かカメラを買うので寄り道をしていられない。
それが一番の理由だろう。
暗箱としてきちんと動き、撮ろうと思った時にシャッターが切れるそういうカメラは欲しいが、そういう軸から少しズレているのだと思う。
撮影旅行に持って行ってうまく使えるのか不明。
予定ではこの後、フルサイズを何か1台、APS-Cコンパクトを一台買うつもりでいる。
α7IIかペンタのフルサイズ。
645Zを買おうと思ったが、それこそ持ち出さないのではないか?という脅迫観念が先行している。
結局ここ最近でどんなカメラが相性が良かったか?と言えばオリンパスのE-PM2だった。
よくシャッターを切ったし、なんとか絵が持ってくれた。
APS-Cからすると少し絵がギスギスしている印象だけど、それでも28ミリ相当と90ミリ相当の二本と30ミリのレンズキャップで出掛けた旅行は良い写真が撮れたと思う。
カメラマニアではないので、良い写真が撮れれば何の問題もないのだけれど、dp2Merrillには非常に興味があったのは確かだ。
そうして明け方目が覚めて悩んでいる。
2012年に発売したカメラのことで2016年に悩んでいる。
おかしな光景だ。
28ミリ相当のカメラ?
iPhoneで良いよな。
XQ1も持っている。
なんだったら、E-PM2に14mmのレンズを買い直したって良い。
だからX70は必要ないのではないか?
645Zを買おうと思ったのは取り回しが悪くても飛び抜けた性能が欲しかったからだ。
大きいフォーマット、素子の大きさは画面に上品でゆったりとした佇まいをくれる。
X70もdp2Merrillも同じAPS-Cだが…
数年前に買ってしまえば良かったのだが、ディスコンになるまでまた悶々としてしまった。
(悩む原因は他にも有ったが他者に関してはどうでもよいことだ)
そもそもココ10年はお金が使えない状況だったから仕方がなかったわけだが、今なら大丈夫なはずなんだが。
財布にはカネがギッシリだ。
なんの問題もない。
電池はフイルムだと思えば良い。
データ管理はやり直しになるがなんとかなるだろう。
少し考えてみたが、やはり買おうと思う。
今を逃してはもう買う事もないだろうし、買うなら今だ。
アナクロなカメラだし、フイルム時代に逆行してる感さえあるが、2012年のCP+で使った時から買う予定だったしな。
明日買おう。
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