新宿の辛いチャンポン

中井-落合辺りを撮りに西武新宿へ。
せっかくここまで来たのだからと、何年かに一度寄る北京と言う店へ。
場所はザボンの近く。
ここに行く場合は
・昼間、ピークタイムを外して行く
・一人で行く
・北京語がネイティブでない場合は喋らない
・店に入ったら焦らず腰掛けチャンポンとだけ言う
・辛さを味わう
以上を抑えるべきだろう。
10年前、7年前と比べて味は落ちていない。
手打ちの麺は味を上げたのではないか?
時間が止まった様な、以前観光で訪れた中国にいるような店内。
アウェーな感じもそっくりだが、やはりウマイ。
ラー油とコショーの利いたチャンポン。
マーラー麺等の痺れや酸味ではなく、唐辛子とコショーの正面からぶつかってくる辛さを味わいたいならぜひ来て欲しい。
味のベースになる湯と手打ちが良い上、野菜や貝、烏賊をあしらったチャンポン部分も申し分ない。
勘定の時、1000円札を透かしてしっかり確認をとり、料理人にも確認を求めていた姿が印象的だった。
(恐らく1000円札の偽札が多く出回ってるのだろう。)
既に小説の中位にしか顔を出さなくなった歌舞伎町の緊張感を昼から味わいたいと言うひとにもおすすめだ。
(その緊張感が肝試し的に思えるので近くにいるが余り立ち寄らない理由だ。)
大久保辺りの韓国的な辛さとは違う辛さが欲しいひとも要チェックだ。

ダルとボウ

ダルモア、ボウモア
今西新宿のバーで飲んできた。
ぼんぼんとイカレポンチだ。
だが、味わいは確かにあり、産まれの良さ、それぞれの深みについて考えさせられるところがあった。
比喩や、自分に置き換えてなどは、特にどうでもよい。
分かるか分からないか、好きか嫌いか。
そのたぐいだ。
知りたければ飲めばイイ。
好きな場所を探し好きなスタイルで。
僕はロックで、
マスターの好きな味を聞くのもいいし自分勝手にやるのも良い。
狭い中での楽しい時間だ。
悪くない。
いいものだ。

武蔵でラーメン赤坂の東京油麺総本店で油そば

★アンリルーの生キャラメル買い込みと野方辺りの写真を撮りに出かけた。
写真は外で蝉が鳴いてたから大丈夫かと。
折り畳み傘をなんとなく持ち出し、小雨の野外と蝉の風流心の無さに辟易。
キャラメル屋に向かう前腹ごなしに東京麺通団に向かう。
桂吉弥のうどんを食う芸が冴える「かぜうどん」を見て出かけたのだ。
アンリルーは明後日のケーキパーティーの仕込みで先に買っておこうかと。
しかし、カメラを持ち出して見たものの雨。気分がよじれる感じ。
埃がなく、光線の具合が実は雨天は良いのですが滴がね。
レンズに雨はさすがに良くない。
うどんの誘惑もありノソノソ歩き始めたものの別の誘惑も。
実は西新宿に住んでいながらいまだいったことの無い『武蔵』へ行こうと言うものだ。
★雨天と言うことも手伝い運良く『麺屋武蔵』に滑り込む。
あじたまチャーシューコッテリ
予想以上に正統派な味だ。
次郎にも似たやや平たい麺は歯切れ良く喉ごしも心地好い。
絡み心地が良いコッテリを選んだのは良い判断だったと思う。
斑鳩よりモッタリせず、少し鯖節が効いているようなアタック感、チャーシューはおおぶりで柔らかく6ミリ位が3枚。
ショッパさがやりすぎでないのが流石だなと思った。
全盛期は違う味だったらしく、興味深いところだし、その味を捨てて前進した采配に頭が下がる。
ただ、名店に行くと期待が大きいせいかちょっと足りない気もした。
1200円か?とか。
★武蔵のあとは腹ごなしに歩く。
新宿の思い出横丁を睨みながらアルタ前、高城剛の新譜を買い込みDOESのアルバムを見送り、新宿三丁目まで地下を行く。
新宿界隈は大概の駅はつながっているので歩きでも濡れる心配はない。
本当はオークタワーや病院辺りも地下道は来ているとの事だがまだつながないという話しも2年前に聞いている。
しかしいまだに地下道はつながらないままでいる。
ちょっとした利権柄みなのだろうか。
★新宿伊勢丹地下一階、アンリルーで生キャラメルを4000円分買う。
キャラメルを4000円というと大層な量になりそうだが、実際は25粒で終了。
それだけの有り難みを味わえるか、そういう味なのかは興味引かれるところと思いますが、アンリルーの生キャラメルは僕は大好きです。
引っ掛かりと口どけの間の束の間の官能的な滑らかさは、得難いモノが有ります。
塩キャラメルよりフランボワーズとか、シトロン辺りがその辺りを楽しむには打ってつけですが、本来のキャラメル的には邪道かもしれません。
(塩キャラメルやチョコは割りと普通に感じられます)
25粒、500ミリペットボトル大の袋に入ってしまい、ちょっと嘘の様。
キャラメル25粒4000円…
ぅーむ。
1粒から買えるから、160円で小さな幸せを味わうにはここ、おすすめです。
★引き続き火曜日のケーキパーティーのため、ケーキ屋の買い出しロケハンのため赤坂見附のしろたえを探しに。
北園高校の後輩がパティシエをしているとのことで急遽買い出す事にしたのだ。
今日は日曜日なので休みと思ってたがビンゴ。
週休1日で頑張ってると言ってた笑顔を思い出す。
レアチーズケーキとシュークリームが人気の店と言うことを教えられちょっと期待。
スイーツは門外漢なので確かな舌を持つ人たちに頼ることに。
人数も20人を越え、2万位の予算。
ちょっと楽しくなりそうだ。
と、しろたえに行く間に見掛けた油そばの店が気になったので、帰りがけにちょっと一杯。
東京油麺総本店と言う店だ。
西新宿にある竈の油そばしか体験かないのでこれはちょっとサプライズだし得した気分。
うまい。
モチッとした麺に酢とラー油を好きなだけかけて頂く。
ラーメンよりさっぱり、油そばと言う名前から連想される油ギトギトはなく、肉もメンマもさっぱり。
後味も良く、並み盛りでも満足感は結構続く。
ラー油と酢をサッと掛けて素早く温かいうちに頂く。時間がないときも軽く満足出来る。忙しく行き来する街、赤坂見附に向いてる味かも知れない。
会社にキャラメルを置きに寄ろうかとも思ったが、メンドイのでやめた。
今、家でオリンピックの閉会式を見ている。
なんだか微妙なオリンピックだったなと。
まぁ、良い夏だったなと。

乳製品と都市伝説

乳製品、牛乳やチーズに関して、某潰れてしまった旧国策企業のモノが旨い。
聞いた話だが、ある時期に良い牛を全部集めたのだとか。
手軽に食べ比べができるので試して欲しい。
あと、牛乳は県を越えられない条件が農協辺りに取り決めがあるので、チーズ辺りが食べ比べには適していると思う。
牛乳は北海道では道外に輸出できないで捨てているようで、もったいないこと限り無しだなと思いながらチーズをパクつく。

コザでタコライス

コザに行ってきた。
米軍キャンプのある街だ。
ほぼアメリカ。
タコライスを食べに行ったのだが、5時前でバータイムが始まりそうでギリギリか?
スコールの様な台風の余波?が来て見るみる周りはバケツをひっくり返した様な雨の中に。
コザミュージックタウンの隣の店SMITTY’Sへ。
もっとスグにいろいろ見付かるかと思ったがタコライスのノボリはそこにしか目に入らなかったので雨を避けてその店へ。
(因にミュージックタウンのアパレル店員はすき屋を勧めた。今思うに、どの店も一見にはキツイということなのかも知れない。SMITTY’Sも決して日本人に入り易いかというとそうではなく、かなり危険な香がした。)
中には米軍兵士、若い女の店員(恐らくプエルトリコか、それこそメキシコと言った感じ)
英語しか通じず、分かる日本語は勘定だけのようだった。
媚てないロック、音声を消したアメリカ映画、場違いなバックパッカーをしりめに米兵は店を後にする。
待つこと5分ミラーライトをラッパ飲みしながらタコライスを待つ。
粗末なステンレスのスプーンと四角い皿に出されたチリソースが登場。
ソースしか来ない。
一抹の不安。
彼女にはこれがタコライスなのかも。
や、一見の客を追い払うシステムかも…
不安このうえない。
と、更に待つこと7分位でやって来ましたタコライス!
至ってシンプル。
店のスタイルにも通じる分かりやすく捻らない、タコライス然とした佇まい。
写真を撮ることの了承をえて、撮影。
腹も減ってたし出来立てを楽しみたかったので一目散にスプーンに手をのばす。
ビビンバの様にまぜながらサクサク感とともに中身を視認する。
手に小気味良い感触。
アツアツご飯にシャキっとヒンヤリなレタスとタマネギ、トマト。
口に運ぶと更に鮮やか。
ややソルティ、ドライで細かく火を通した挽き肉、圧巻は薄く敷いたチーズが柔らかくとけ出す…その具合だ。
ヒエヒエのホットチリソースを好みのタイミングで投入。
冷えたレタスにチーズがソフトに絡む。温冷で味と食感を変えやすいチーズとチリの辛味をうまくあやつり一緒の食にパッケージ。
張りつめた店の緊張感。
いつしか店は米兵6名、若い女(兵隊の連れ)カウンターの店員、俺。
先程までの閑古鳥をよそに急に込みはじめ、うまい!と言うことと、満足した旨を言い残し店を後にした。
正直もう一本ミラーライトをあの雰囲気で空ける気にはならなかった。
ただ言おう。
タコライス、うまいし奥が深いようだ。
また一つ沖縄を知る楽しみが増えた様に想った。
さて今日の宿は泊港の近くに決めたしke-maさんのとこにこれから遊びにいくとしよう。
はじめはバタバタだったがなかなかイイ旅行になりそうだ。

ひとり焼肉 デビュー

レバ刺が食べたい。
ここ2週間、昼夜をとわず休みもないままだったから、無理に空けた今日はひたすら寝て洗濯機を回すだけにしようと考えていた。
頭の中身がやけついた刃物みたいに切味が鈍い。
リセットが掛らない。
体力は大丈夫だが、明日、あさってがキツイことを考えるとこのままでは駄目だ。
実家でご飯も回復からは違う。
友達さそって外食ってのも考えてはみたが、近隣の何人かは捕まらない。
ナジミの女の子を誘うにも面倒が起きそうだし、
前好きだった娘は焼肉キライだし。
(そもそも俺とご飯行くのがキライだし、食べながら喋る会話のもたらす安息にも否定的だった。)
じゃあひとり焼肉行ってみようか、と考えたわけだ。
レバ刺、トントロ、焼ニンニクが食べたいと言う衝動と、疲れて会話が成り立たない。って言う感じが予想できたから、ひとり焼肉は中々イイ案だなと思った。
成り振り構わず自分のペースで食べるのは中々快感。
先程のリストにハラミとキムチ、ビビンバ、ビールとサワーを加え7000円行かないのだから中々リーズナブルだ。
途中、前の席に座ったピンクのティーシャツの女子大生がコチラの食いっぷりをウットリというか感慨深気にみていたが、いまは関係ないす!
食って食って食いまくる!
(まぁそんな多くもないし、ノリ的なもの)
不思議と店をでる頃には頭の疲れからくるシビレはなけなり夜風に吹かれながらボンヤリ西新宿の大きめな駐車場でこのメールを打ってる感じだ。
ここまで疲れることも珍しいが、焼肉はイイモノだ。
寝てるだけが休息ではない。
涼しげな夜風が頬を撫でる。
明日は忙しくなるから洗濯の続きでもして早く寝るとしよう。

恵比寿 九十九ラーメン 大森大道写真展

夜、会社の引越しの後片付けがある。
まーそんなのはいいとして、外に出る口実を作ろうと大森大道の写真展へいくことに。
クマ氏がつかまりご近所さんはNGらしい。
写真を志すうえで良く聞く話「大森大道が全部撮ってしまった。」
「彼の写真を見たらもうどうでも良くなった。」
などなど。
都市伝説じみたエピソードの数々。
絵でも何でも先駆者がいると次の世代は贋作ぽくなる。
個性の開花していないうちは、先駆者の絵は見ないのもてだ。
自分の写真に嫌気も出るときもあるが、何か癖のようなラシサのカケラが有るなと言うのも判るようになってきた。
そろそろ大道いいかな?
怖いもの見たさもある。
ホントに撮れなくなるの?
結果、気分は全然楽になった。
あれほど僕は悲しく無いし、萌えのポイントがあきらかに違う。
もっと撮らなきゃならないのも、色々学ぶところもあった。
少し味の濃いラーメンを食べたような感覚に襲われながら、退場。
クマ氏と恵比寿の名店九十九ラーメンへ。
ヒドい蚊柱が乱立する歩道橋を大道の写真展パンフで払い除ける。
粉チーズをコンモリと乗せた元祖チーズラーメンはなぜか大森大道な味がした。
チーズもスープも濃いめだった。
美味い。たまには食べたいかもとも。
サザンの桑田佳祐が好きなラーメン屋の1つだとも聞いたことがある。
大道、桑田。
なんとなく分かる気がしなくもない。
ハッキリした味があり、満足感もある。
そのてんが重要かもしれない。
満足ね、
会社に着いて、自分の荷物の荷ほどきをして、出社してた社員を手伝う。
満足のいく展覧会か。
少し身が引き締まる思い出帰宅する。
大道と九十九のラーメンに少しあてられたかもしれない。
(ブレとボケは大道が道を切り拓いたらしい。3枚目はオマージュw)

ファンタ、選択、迷いみち

昨日の晩
ヤケ食い
深夜に軽いスナックタイプのラーメン。
喉が渇く。
水でもいいが、水じゃ味気無い。
ヤケ食いのシメだ。
Tシャツで出ていく。家の下の自販機へ。
コインが入らない。
買えない。
仕方ない。
俺はファンタが飲みたいのだ。
しかもオレンジ。
嘘の清々しさ。
家を出て中央公園の交番に迫るみちのり、
寒空のもと緑のTシャツ一枚でた。
梅月湯の隣、コーラの自販機。
しかしだ、やはりファンタはない。
コンビニにもファンタは無いだろう。
ファンタに裂くフェイス面積がない。
ブドウはあってもオレンジは無い。
マーケティング主導の世の中にファンタオレンジは見る陰を潜めた。
ファンタオレンジはどこだ!
中央公園の交番前に来るまで自販機はいくつあっただろう。
しかし、コンビニで言えば各ブランドごと主力商品を4つくらい。
それ以外は気の迷いか、オーナーの好みで1つ枠くらいか。
ともかく西新宿のコンビニではファンタオレンジは生き残りずらい現実にさらされている。
炭酸がんがんの飲み物はビタミンを混ぜた栄養系のみだ。
そして各メーカーが設置した自販機にはこれまた売れ線のお茶系が鎮座。
伊右衛門、福寿園、あと水。
マァね。
だが、ここからが問題。
自販機のフェイス以外。ランク外、圏外は、誰が何で決めてるんだ?
売れ行きもなにも、フェイスがなきゃ、売れない。
最近関東全県で見る様になったMAXコーヒーなどだれが何で支持したのだ!
や、推測の域を出ないが、マーケティング主導の世の中を考えると、オーナーのレコメンド、なぜコレ置いてんの?みたいなヤツラのシレツ極まる争いが毎夜繰り広げられているはずだ。
そう、自販機置いちゃうジイサンの好みがニョキニョキとマーケティングの荒れ野に芽ぶくわけだ。
ファンタは敗北し、MAXコーヒーにフェイスをあけ渡したのだ…

などと考えていてウロウロしたあげく、ファンタオレンジが無い事実を受け入れ、苦々しく思っていると、目にはいったインディペンデント系自販機のポッカがあるではないか。
冷えきったカラダ、見定める目、マーケティングの及ばない有像無像。
思うば、暴食で疲れた胃袋と仕事場の場のハードさを忘れたかったのでは?
ガコン。
出てきたのは甘さ控え目の冷たい紅茶。
深夜徘徊と思考の転換。
直感以外の解決。
中々あじな展開だと思う。
考えは多様性を失なったさいに急激に萎縮する。
疑うほど懲りかたまらず、鮮やかな模様を覗かせ翻すレジャーシートみたいに楽しい絵を描くのもいいだろう。
いま根津からの帰り道、歩きながらこの文を書いている。
後楽園を過ぎているところだ。
飯田橋に着いたらタクシーに乗ろう。
たまには歩くのも悪くない。
少し運動をし、考えを巡らせ。明日に備えよう。
色々考える必要があり、自分の生活を展開させてく必要がある。
小雨が爽やかに感じられなくなってきた今、そろそろタクシーに乗ろうかと思う。

きさくカレー2

九州と四国が梅雨入りしたそうで、神楽坂界隈も夏へと続く柔らかな雨が草木を潤している。
最近では珍しくなった事だが、独りで昼に食事をする事に。以前独りのときはちょくちょく顔を出していた「きさくカレー」へ。
七を三つ書いてキサクだ。777から来る造語なのか、詳しくは知らないが味も嬉しくなるような感じの美味しさだ。
店は増床したがまだ足りない感もある。
ジャズやクラシックを聴きながらのインドカレーは不思議とアリで、経済的な価格もプッシュしたいポイント。
ホッとでき、おなかもいっぱい。元気になって午後の仕事に繰り出せる。サッパリさらっとした感じのトマトの酸味が生きるカレー。
今日は「きさくマサラ」が盛況だったらしくランチタイムのピークを過ぎた段階で再度仕込みに入っていた。
雨の日はより辛いものがうれるのか?
当方は、きさくカレー大盛りのサフランライスを口に運びちょっとしたリラックスのあと、雨のそぼ降る神楽坂近辺をあとに仕事場へと歩を進めた。