コザでタコライス

コザに行ってきた。
米軍キャンプのある街だ。
ほぼアメリカ。
タコライスを食べに行ったのだが、5時前でバータイムが始まりそうでギリギリか?
スコールの様な台風の余波?が来て見るみる周りはバケツをひっくり返した様な雨の中に。
コザミュージックタウンの隣の店SMITTY’Sへ。
もっとスグにいろいろ見付かるかと思ったがタコライスのノボリはそこにしか目に入らなかったので雨を避けてその店へ。
(因にミュージックタウンのアパレル店員はすき屋を勧めた。今思うに、どの店も一見にはキツイということなのかも知れない。SMITTY’Sも決して日本人に入り易いかというとそうではなく、かなり危険な香がした。)
中には米軍兵士、若い女の店員(恐らくプエルトリコか、それこそメキシコと言った感じ)
英語しか通じず、分かる日本語は勘定だけのようだった。
媚てないロック、音声を消したアメリカ映画、場違いなバックパッカーをしりめに米兵は店を後にする。
待つこと5分ミラーライトをラッパ飲みしながらタコライスを待つ。
粗末なステンレスのスプーンと四角い皿に出されたチリソースが登場。
ソースしか来ない。
一抹の不安。
彼女にはこれがタコライスなのかも。
や、一見の客を追い払うシステムかも…
不安このうえない。
と、更に待つこと7分位でやって来ましたタコライス!
至ってシンプル。
店のスタイルにも通じる分かりやすく捻らない、タコライス然とした佇まい。
写真を撮ることの了承をえて、撮影。
腹も減ってたし出来立てを楽しみたかったので一目散にスプーンに手をのばす。
ビビンバの様にまぜながらサクサク感とともに中身を視認する。
手に小気味良い感触。
アツアツご飯にシャキっとヒンヤリなレタスとタマネギ、トマト。
口に運ぶと更に鮮やか。
ややソルティ、ドライで細かく火を通した挽き肉、圧巻は薄く敷いたチーズが柔らかくとけ出す…その具合だ。
ヒエヒエのホットチリソースを好みのタイミングで投入。
冷えたレタスにチーズがソフトに絡む。温冷で味と食感を変えやすいチーズとチリの辛味をうまくあやつり一緒の食にパッケージ。
張りつめた店の緊張感。
いつしか店は米兵6名、若い女(兵隊の連れ)カウンターの店員、俺。
先程までの閑古鳥をよそに急に込みはじめ、うまい!と言うことと、満足した旨を言い残し店を後にした。
正直もう一本ミラーライトをあの雰囲気で空ける気にはならなかった。
ただ言おう。
タコライス、うまいし奥が深いようだ。
また一つ沖縄を知る楽しみが増えた様に想った。
さて今日の宿は泊港の近くに決めたしke-maさんのとこにこれから遊びにいくとしよう。
はじめはバタバタだったがなかなかイイ旅行になりそうだ。