仕事で色んなサイトの将来の発展とか、
次に何が来るかを考えることがある。
大掴みな流れで
個人のホームページや
草の根ネットに始まり
2ちゃんねる
出会い系があり
ミクシイが来て
アメブロやらはてななどの
ブログに行き着いている。
モバゲーやニコニコ動画、ピクシブ、発言小町なひとも多いようで。
アマゾン、楽天、Google、ヤフーなどとは違い急進するそれら
みんなPC使ったりケータイなどの手にいれやすいツールで、よくいくメインにしてるサービスの主流を変えて生きている。
例えばいま4年前によく見てたサイトを覚えていますか?
で、よく見りゃミクシイとブログは似ていて、ミクシイと2ちゃんは似ているが、2chとブログは違う(チラ裏でと突っ込まれた書き込みは除く)
もっと引いて見れば、どれもバランバランで、瞬間的に人が多かったサービス、
強力におもしろかったヤツが多かったサービスがもてはやされてるんじゃ?
と。
みんなネットの中をジプシー見たいに民族大移動してる感じ。利用者は気まぐれに面白い状況を求め時に集まり時に散り散りになって動いている感じ。
ひとつはそれが今のネットらしさ。
祭りや火事が大好きで、物見に行くのが楽しい感じ。
ネットを介してみんなワイルドになってるんだなーと。
出会い系なんて内容もワイルドだしね。
でだ、
ボタンひとつですぐにつく放送コンテンツが無料のテレビ
(古くは中々映るまで時間がたった)
洗剤の山と共に契約してしまう紙束、新聞
つまみの調整が難しいラジオ
なんかとの違いは、
巨万の富を築こうと目論む視聴者にとっての絶対的秘密組織のエロい思考
(クライアントさまが儲かるよう綿密に練られたプランニング)
が根深く介在しているかどうかだと思う。
新聞だってずいぶん意図的にデタラメ書いてるし。
テレビもスポンサー無いと持たないし。
ラジオはいま変なことになってるからおいといて、
とにかく、情報の授受や、趣向、目的がはっきりしていて実験もかなり繰り返されてきたわけだ。
それに比べネットに出てきてるサービスは、今は色々面白いものがあるのと、
ユーザとガジェットとメディアが成熟していないのがこのジプシーグループスなワイルド状態を誘発した原因かと。
モータリゼーション、馬車から車へのシフトとか、本田宗一郎の生きた時代の滅茶苦茶加減をいま味わっているんだなと。
しかも、まだ暫く終わらないモータリゼーションをだ。
(14.4とかのモデムでピーゴロゴロ言ってたヤツが、ケータイで地図見て動画撮って世界中とシェアしてるんだぜ?変だろ。)
技術的に枯れてないから、スタンダードが決定しづらい。
これが面白状態の大事なソースのひとつね。
で、
新サービス、新技術が出るたびに有像無像が大挙、退却を繰り返す。
ジプシーは行くよどこまでも。
そんな感じ。
はじめにサービスが発生し、その中でつき抜けたサービスを始めると人が集まり、またそのつぎが出るとそっちが盛り上がる。
(蒸気機関の発生に似てる!)
成熟する場合もあるけど間違うとボコボコになったり。
でだ。
現実世界では、過去は忘却、無くなるが、デジタルは消さなきゃ残る。
そうすると、それらの情報が実はとっても面白いくなるんじゃないかな?って思うんす。
そこには、Googleでは対応できないゾーンや遊びがいっぱい詰まってるんじゃないかな?って思います。
(Googleなんてまだ文字レベルの要求や表層の地球しかクロールしてないんだし)
みんながクルクルパーな振る舞いをしている、70年代の普通の人の昭和が世の中に一般道にぶちまかれる感じ。
グーテンベルクが機械いじりして悩んでる顔を、デジタル一眼で撮影→VAIO-Pで世界にアップしてる感じになるんだ。
ちょっといじると自分の過去がズバーンと残っていたり!
そんなおかしなネットのスペースが次の遊びを待っているんだなーと思い中。
記憶主体の勉強は、記憶デバイスの発達で淘汰されるから、勉強も流行らなくなるし、やっぱなんか奇妙キテレツな世の中がやってくるんじゃないかな?
(ガッコでの真面目さ、優等生なテイストは、いまあんまり活かせてないんよね。
だから勉強らしい勉強が幅を利かせる世の中にはシフトしてほしくない。
核や共産、ドリーは今?ってね)
と。
いや、その方が企画たててて楽しそうだから、そんなことを言ってみた。
ただ、SFじゃない近未来にそこらの野良情報で楽しく遊ぶ時間はすぐそこに待ってるような気がする。
その他の話は仕事で御一緒できる際にでも話しましょーよとお茶を濁して締めることにします。