死して屍尚賞を射止める。(日本SF大賞に思う。)

日本SF大賞が決まったそうだが、故人が初受賞だそうで…
大賞は故・伊藤計劃(けいかく)さんという方の遺作
「ハーモニー」に決まったそうだ…。
 ラノベ系なの?調べてみて興味が沸いた。
賞自体の性格が「何を目的とした何のための賞か」がはっきりしていれば故人がとっても良いが、科学発展が行き詰まり、未来を考える遊び的要素が求められるSFが住みにくい世の中になった現代、「これから頑張りSFを牽引するひと」ではなく故人に賞を出すのはいかがなものか?
(加筆:伊藤計劃氏自身は35歳だったみたいですね。同年代なだけにちょっと残念だが…。新人賞じゃないからいいのかもしれないが、SFが分野的にシュリンクしそうなイメージにもなるから、大賞じゃなくても良かったんじゃないかな?)
文壇や画壇など団塊前後の死がラッシュになると思えるここ数年、死人の受賞が序列式に発表されると、気付けば有能な人間に名誉やインセンティブが出ず、作家は腐り果て、文化不毛の大地ができる!
というSFっぽいことが、実現されそうな気がする。
ちなみに5月に亡くなった栗本薫氏の「グイン・サーガ」が日本SF協会の特別賞に選ばれたそうだ。
(加筆:栗本氏は56歳没)
諸氏の冥福を祈るとともに、文化と生者に優しい未来が来ることを祈りつつ。
 ハヤカワ、作家を生前に盛り上げるべきだろ。
 メタルギアなんかも書いてるみたいですね。
 SF、ハヤカワといえば、こちらも…

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