変な発車音は誰のため。副都心線に乗る。

実家のある町から西新宿へ。
週末たまにゴロゴロしに帰るわけだが、帰りの電車で変な発車音が鳴る。
丸ノ内線でどんな発車音がなっていたのかは今となっては判らない。
なってたか?
それさえも。
恐らく行きに乗って来た副都心線の開業とともにちょっと変えてみたのだろう。
渋谷に向かう電車を待ちながら書いている。
地下鉄はこの30年でとにかく色々と変わった。
意外とその多くはどうでも良いことで忘れてしまったが、例えば必ず車内照明が消える銀座までの二つのカーブとか、帝都高速度営団?のマークの描き方だとか
そんな変化がまた一つ見られた。
まさかと思うとこを通路に使われていたのだ。
昔、営団池袋駅の車庫への引き込み線があったとこが、噂では小竹向原に続く線があった場所が、先日までマツモトキヨシがあった場所が、すっかり化粧直をして丸ノ内線と副都心線の連絡通路になっているのだ。
引き込み線の穴を通路に使っているのはなんとなく奇妙な柱などがあり雰囲気が掴めて面白い。
有楽町線に良く似た副都心線の池袋駅舎がまた奇妙な錯覚を覚えさせる。
池袋の地下は、そもそもとても狭かったはずだが…
次々広がって行く池袋の地下広場がそもそもどんなだったかも忘れてしまった過去の一つだ。
新宿にはとまらず新宿三丁目を通る奇妙な路線だが、大江戸線以上にこの副都心線は独特な路線も気付けば当たり前のものになるのだろう。
もうすぐ西新宿。
副都心線は名前のわりに夜弱い様で12時が迫ると急に数がなくなる。
そのあたりもキチンと覚えておこう。
なんとなくだが、この路線は多く乗るようになる予感の様なものを感じる。
第一印象はあか抜けないが、頑張ってる感じの路線だ。
それと地下鉄には珍しく、力強い走りを見せる急行があり、その存在が割と印象的だった。

忙しいっ

忙しいにも程がある。
毎朝タクシーで新宿駅に向かい、帰りは終電。
33になるこのカラダは幾分コントロールしずらく、
うまく話が進んだいい頃合いのシゴトが重なり、居ながらにしてハイになっている。
恐らくそれでも体調は悪くもないし、仕事もなんとかなっている。
サーバの負荷テストのようにガリガリ仕事が流入してくるワケだ。
んで、こちらはキカク屋だ。
そいつらでソフトクリームをこしらえたり、ガソリンに混ぜてみたり、面白そうなオチを付けて売り捌く。
まぁそんな感じだ。(ほんとか?)
今が面白ければいいならこのままもありだが、
自分の名前に一字あるような、すこやかさって言うの?
そんなヤツをこの先は暮らしに取り入れていこうかと思っている、
なので、仕事でドンパチも程ほどにしようかと。
なんてヌルイことを考えている。
ヤルかは判らん。
金属も磨耗し続けると真っ赤に輝く様に、
この状態は少しオカシイ。
てか、遅い青春とかなんとかなのかな?
サラサラトマトでも買って帰ろう。
いまの俺に必要なのは、好きになれる女とリコピンだ。

恵比寿 九十九ラーメン 大森大道写真展

夜、会社の引越しの後片付けがある。
まーそんなのはいいとして、外に出る口実を作ろうと大森大道の写真展へいくことに。
クマ氏がつかまりご近所さんはNGらしい。
写真を志すうえで良く聞く話「大森大道が全部撮ってしまった。」
「彼の写真を見たらもうどうでも良くなった。」
などなど。
都市伝説じみたエピソードの数々。
絵でも何でも先駆者がいると次の世代は贋作ぽくなる。
個性の開花していないうちは、先駆者の絵は見ないのもてだ。
自分の写真に嫌気も出るときもあるが、何か癖のようなラシサのカケラが有るなと言うのも判るようになってきた。
そろそろ大道いいかな?
怖いもの見たさもある。
ホントに撮れなくなるの?
結果、気分は全然楽になった。
あれほど僕は悲しく無いし、萌えのポイントがあきらかに違う。
もっと撮らなきゃならないのも、色々学ぶところもあった。
少し味の濃いラーメンを食べたような感覚に襲われながら、退場。
クマ氏と恵比寿の名店九十九ラーメンへ。
ヒドい蚊柱が乱立する歩道橋を大道の写真展パンフで払い除ける。
粉チーズをコンモリと乗せた元祖チーズラーメンはなぜか大森大道な味がした。
チーズもスープも濃いめだった。
美味い。たまには食べたいかもとも。
サザンの桑田佳祐が好きなラーメン屋の1つだとも聞いたことがある。
大道、桑田。
なんとなく分かる気がしなくもない。
ハッキリした味があり、満足感もある。
そのてんが重要かもしれない。
満足ね、
会社に着いて、自分の荷物の荷ほどきをして、出社してた社員を手伝う。
満足のいく展覧会か。
少し身が引き締まる思い出帰宅する。
大道と九十九のラーメンに少しあてられたかもしれない。
(ブレとボケは大道が道を切り拓いたらしい。3枚目はオマージュw)

ファンタ、選択、迷いみち

昨日の晩
ヤケ食い
深夜に軽いスナックタイプのラーメン。
喉が渇く。
水でもいいが、水じゃ味気無い。
ヤケ食いのシメだ。
Tシャツで出ていく。家の下の自販機へ。
コインが入らない。
買えない。
仕方ない。
俺はファンタが飲みたいのだ。
しかもオレンジ。
嘘の清々しさ。
家を出て中央公園の交番に迫るみちのり、
寒空のもと緑のTシャツ一枚でた。
梅月湯の隣、コーラの自販機。
しかしだ、やはりファンタはない。
コンビニにもファンタは無いだろう。
ファンタに裂くフェイス面積がない。
ブドウはあってもオレンジは無い。
マーケティング主導の世の中にファンタオレンジは見る陰を潜めた。
ファンタオレンジはどこだ!
中央公園の交番前に来るまで自販機はいくつあっただろう。
しかし、コンビニで言えば各ブランドごと主力商品を4つくらい。
それ以外は気の迷いか、オーナーの好みで1つ枠くらいか。
ともかく西新宿のコンビニではファンタオレンジは生き残りずらい現実にさらされている。
炭酸がんがんの飲み物はビタミンを混ぜた栄養系のみだ。
そして各メーカーが設置した自販機にはこれまた売れ線のお茶系が鎮座。
伊右衛門、福寿園、あと水。
マァね。
だが、ここからが問題。
自販機のフェイス以外。ランク外、圏外は、誰が何で決めてるんだ?
売れ行きもなにも、フェイスがなきゃ、売れない。
最近関東全県で見る様になったMAXコーヒーなどだれが何で支持したのだ!
や、推測の域を出ないが、マーケティング主導の世の中を考えると、オーナーのレコメンド、なぜコレ置いてんの?みたいなヤツラのシレツ極まる争いが毎夜繰り広げられているはずだ。
そう、自販機置いちゃうジイサンの好みがニョキニョキとマーケティングの荒れ野に芽ぶくわけだ。
ファンタは敗北し、MAXコーヒーにフェイスをあけ渡したのだ…

などと考えていてウロウロしたあげく、ファンタオレンジが無い事実を受け入れ、苦々しく思っていると、目にはいったインディペンデント系自販機のポッカがあるではないか。
冷えきったカラダ、見定める目、マーケティングの及ばない有像無像。
思うば、暴食で疲れた胃袋と仕事場の場のハードさを忘れたかったのでは?
ガコン。
出てきたのは甘さ控え目の冷たい紅茶。
深夜徘徊と思考の転換。
直感以外の解決。
中々あじな展開だと思う。
考えは多様性を失なったさいに急激に萎縮する。
疑うほど懲りかたまらず、鮮やかな模様を覗かせ翻すレジャーシートみたいに楽しい絵を描くのもいいだろう。
いま根津からの帰り道、歩きながらこの文を書いている。
後楽園を過ぎているところだ。
飯田橋に着いたらタクシーに乗ろう。
たまには歩くのも悪くない。
少し運動をし、考えを巡らせ。明日に備えよう。
色々考える必要があり、自分の生活を展開させてく必要がある。
小雨が爽やかに感じられなくなってきた今、そろそろタクシーに乗ろうかと思う。

きさくカレー2

九州と四国が梅雨入りしたそうで、神楽坂界隈も夏へと続く柔らかな雨が草木を潤している。
最近では珍しくなった事だが、独りで昼に食事をする事に。以前独りのときはちょくちょく顔を出していた「きさくカレー」へ。
七を三つ書いてキサクだ。777から来る造語なのか、詳しくは知らないが味も嬉しくなるような感じの美味しさだ。
店は増床したがまだ足りない感もある。
ジャズやクラシックを聴きながらのインドカレーは不思議とアリで、経済的な価格もプッシュしたいポイント。
ホッとでき、おなかもいっぱい。元気になって午後の仕事に繰り出せる。サッパリさらっとした感じのトマトの酸味が生きるカレー。
今日は「きさくマサラ」が盛況だったらしくランチタイムのピークを過ぎた段階で再度仕込みに入っていた。
雨の日はより辛いものがうれるのか?
当方は、きさくカレー大盛りのサフランライスを口に運びちょっとしたリラックスのあと、雨のそぼ降る神楽坂近辺をあとに仕事場へと歩を進めた。

夜、そぞろ歩き。

こんな時間に外にでて
アイスキャンディーを食べている。
バニラバーだ。
ずっとずっと昔。
海沿いの宿で花火のあと食べた。
銀紙に包まれたアイスだ。
今は銀の紙ではないし、あの頃仲良しだったみんなはいないのだけれど。
6月を前に夏日が続く。
東京の傍らにも海の風か。
家に帰り振り込みのために出た星もない夜空に
懐かしい香。
あの浜は今は無いのだけれど、覚えているキラキラした時間。
取り立てて何と言うわけではないのだけれど。
僕はあの頃旅の良さを親や町の友達達から教わったのだろう。
また夏がくる。
そぞろ歩き、
今度は誰と一緒なのだろうか。

面白い。

ジワッとにじりよる波の音
面白い。
「仕事が面白いのね、」
そう言われることがある。
半分当たりで半分ハズレ。
プレゼンに勝つ波がくるようになった。
勝つのは悪くないが、それはまた別の話し。
そこは特に面白くない。
(言うなれば、嬉しい、だろうか。)
企画屋としては、みんながハッピーになるシナリオを作るのがスキで、ウケ狙いの妙な企画は余り出さない。
(と、自分では思っている。)
少なくとも、客の成功の可能性が見えない企画は奨めない。
きちんと、みんながハッピーになれ、当たる話を提供したい。
正気で判断できる会社にしっかりとした提案を押していく。
突くべきを突ければあとはどうにかなるワケだし。
で、面白い場面がまたやって来る。
グーッともち上がる仕事の勢いの波、波、波。
調整し、
場の動きと制作のスピードをあわせ、
内容をつめ、
かわすものをかわし、
期待の波をつくり出し、
クライアントが満足する
みなが納得するところまで載せる。
この盛り上がりの起こり、
波が怒濤の勢いで走り、
一瞬の駆け引きの後、イッキに引いて行く。
この感じがスキだ。
そして面白い。
ぐっとくる。
何か、波乗りに似てるなとも。
そんな中、ひとつ思ったのは
そのタイミングに、フレッシュにいれるかどうか、という事。
恐らく5年前にも近い心境で同じ様な話をしていたはずだ。
フレッシュに。
軽く
心身共に軽く、速く、深く
反応できる自分。
それなりのワザと知識とノリ。
だが、動けないのがとにかく良くない。
企画に関わる場合、実作業は最後までやらない
企画に徹すると、ディテールの部分は良いのだ、
おおづかみで、うまく行くこと。
プランの組み立てに集中す。
キッチリ、ハートを掴める
そをなモノを作って行きたい。
秘訣と言うか、核心に近い何かがわかるか、どうなんだ。
それに到達できるチカラと勘に対応できるよう少なくともフレッシュにいたい。
そして、心身を鍛えるようにしたい。
昨日受けた疲れは癒えた。
単ある程度は水でも飲んでいればスイッチが切り変わる。
やっといつもの立ち位置に戻る。
さあ、波乗りの終盤だ。
ステージが待ってる。
ショーの再開だ!

ギャル曽根!

今更か?
と言う感じですが、私のなかでギャル曽根がキテます。
アツイ。
まーなんたろう、
アイドルより良いかなー
なんて。
食べる際の身振りや
フリが良いのだ。
見てくれに惚れる部分もあるが、女の子っぽさが凄くちょうど良いのだ。
強すぎず弱すぎず、安定的過ぎない。
ベストバランス。
しかも、仕事人!
プロだ、
ヤツはプロだ!
と言わせる感じ(食べたあとのリアクションなど)
じゃぁ、食べてなきゃイケないのか?
と言われれば、そりゃNoだ。
大島渚が監督であるように、ブリトニーがブリトニーであるように、特に大食いである必要は無いように思う。
まぁ、暫くは大リーグボールを体ギシギシ言わせながら投げる星飛遊馬の様に、もがくのかもしれないが何か別のポジションへ華麗に転身する姿も見てみたいなと。
ステレオタイプなスタンスで、要求される期待に応えているだけでなく、スッと変われる様な雰囲気とスピードが有るように見えるのかもしれない。
で、まぁ、アイドルなら下敷でも買うところだが、
仕方ないので、ローソンで弁当を買った次第。
味?

まぁ、カレーだべ。
オムライスとしても…
感じとしてはスナッキーなカレー。
感激よりコンスタントに口に運べる感じ。
決して辛くない。
盛もたいして大盛りではない。
大盛りではなく、恐らく、アレを何枚重ねるかが勝負ポイントなのだろう。
そういう大盛り。
(チョィあげ底だった。サークルKのカレーのがうまいかな?)
効果としては、シールに乗せられ、食が進むのが最大の効果だとおもうね、うん。
で、弁当はともかくギャル曽根の今後に期待して見まもる感じだ。
(弁当、第二段とかでるのかなー)

ソファーを見に

近所の友達が捕まらないので一人で出掛けている。
ソファーを見に、これまた近所のコンランショップへ。
ベッドは当時奮発して買ったベッドが気に入っている。
ニトリの固めのコイルポケットの、上から二番目。
で、味を占めた。
イケアの家具がいくらかあるが、荷物も多いせいか部屋は粗雑に荒れている。
そもそも家にいるのが好きでない。
前の部屋は風呂など不満もあったが、中野向きの5階に位置するベランダの見張らしがよかったから気が向けば家の外を眺めたり。
いまは2階になったから、場所も悪くないし、広くなった。
風呂も一新。
ただなにか帰る楽しみが少ないなーと。
で、ソファーだ。
高いやつ、スローなテンポで良く沈むヤツ。
良いソファーはコウコツな状態にまで引っ張ってくれる。
良いアイデアも引き出してくれそう。
いまの部屋代からすればカワイイものだし、何よりせっかく持ち物になったマンションが、今は物理的な前線基地でしかない。
飛行機たる僕は飛び立つが、それだけじゃつまらない。
何か生きる上での些細な充実が必要かなと。
彼女もいない今だから、少し奮発もできるかな、と。
次はテレビだったりオーディオだったりするだろう。
でも、それより物理的接触のあるソファーは重要かと、あとテレビは制作の邪魔になりがちだし、アイデアを引き出す仕組みにはなりえない。
会話やジョーク、電話でデレデレしたり、メールを書いたり、スケッチブックを手にしたり、本のページをくる、ラジオに耳を傾ける。そうしたことをした方がずっと僕らしくて良いだろう。
何か良い時間が待っていれば僕は家に帰るようになると思う。
でなきゃ、もっとコンパクトな生活で済むはずだし、
そのくせ、もっと広い部屋が欲しいなんて思うのだから、まずは自分の持ち物であるマンションを好きになろう。
ソファーは良いトリガーになると思うんだ。