鶴橋→名古屋→浜松→

大阪名古屋旅行の続きを投稿しわすれてたことに気付いたので投稿しておく。
書き込みは、大阪の夜のあたりで終わってたので忘れないうちに追加しとく。
と言って忘れていたようだ。
つり革の少ない地下鉄にナメ氏とともに揺られ、名古屋(実は浜松なのだが)へ向かう旅の最終日を向かえた。
大阪は鶴橋から名古屋へ近鉄に乗っていく。
鶴橋は新宿近くにある大久保に似ている街だ。
だが鶴橋の街はもう少し乾いた感じと民家の多さ、あと駅前の飲食に関する店が観光向けにできていて少し放れると店は無くなりる辺りがちがう。
飲食店は3階まで客席を作り観光客を迎えるだけの収容スペースはあるようで、しかしなぜかその軒先は偉く狭い一本の道に面している。
駅の反対がわは観光向けだが、また機能が違う。
家具屋などが駅から離れた場所にあり、駅に近づくとキムチと乾物、海苔などの露店が軒がひしめく状態になる。
そこも観光がメインであるようで、彼らの生活はどこか別にあるようにも思える。(観光客に分かりやすいところにいる、観光客が関係ないとこはいきなり民家。恐らく彼らの生活はもう少し別の場所にあるか価格や品が別にあるかと言ったところだろう)
そんなダブルスタンダードな街を見て、うまくて安い店は一見では探せないことに思え、よそ行きの商売っ気がタップリの、少し諦めにも似た瞳の露店のおばさんたちを後に近鉄で名古屋に向かうべく金券屋に向かった。
鶴橋の金券屋で仕入れた特急券は安かった。
しかしだ、全席指定なはずの特急には乗れるものの座席指定がなく、数百円の差でキセルでもやらされているような不快感を覚えさせられた。
車掌も「誰か来るまで座っててイイですよ」などと言うオフィシャルな見解とは思えない、しかし毎度のことの様な微妙な顔つきと決まり文句を言い渡して、極りが悪そうに次の車輌へと移って行く。
つまり、会社ぐるみの不条理切符を売りさばいている訳だ。
そのグレーな特急券を金券屋で掴まされた訳で、近鉄のいい加減さとそんなものの必要性がある出発駅の映像を思いだしながら少々微妙な気分で車窓を眺め、本を読み(海猫沢めろんの『零式』にカジリついていた)眠ったりした。
何度か特急を乗り継ぎ、停車の度に本来の客がきて睨まれたり、少々気が重くなる。
金券屋の指定の無い近鉄の特急切符にはご用心だ。
(まぁ、安いから値段なりだ)
名古屋で乗換ついでに少し買い物。
パンを買って
パンを喰い
デカイ駅前のビル達の写真やNANAちゃんを撮って暫しウロウロ。
実家の親にスペシャル赤福を買う(写真の青帯の箱)
名古屋が擁するその建物の大阪との違い、人の行き交う様を見ながら感慨にひたる。
大阪の圧倒的なひしめく建物と違い、各々が肉厚に強力に主張しあう佇まいを誇る名古屋のビルに暫し挨拶をし、浜松へ。
今回は風来居だっけか?好物の手羽先唐揚げはお預けだ。
いつもは名古屋で会う友達が今回は浜松に興味深いブームがあるとのことで一家で転戦してくるとのこと。
そう、いま浜松では餃子が熱いらしいのだ。
(ブームはわりと続いているようでしかし当方知らなかった。静岡のおでんや富士宮焼きそばは知ってたが…)
浜松餃子がどんなものか概要は掴めないが浜松に推参!
いつも厄介になっている友達夫妻と子供達にあい早速浜松餃子探検へ。
(うまいものいっぱいで中京はイイよねー)
済まないことに店の名前がわからないが、モヤシが一緒に付いてくるのと20コくらいで1000円前後と言うのが相場のようでパーティー的に20この皿をみんなでパクつく。
シェアするのってちょっと楽しい感じだ。
薄くてつるっとした皮(モチモチ加減は店により違う。蒸す度合いが高くジューシー路線より噛んで楽しい路線なのかも)、よく刻まれた具、あとタレの配合が決めうちなのが特徴かも。(タレに関しては好みが別れるが、酢はあってほしかったかも)
シロノワールや手羽など名古屋での味に通じるみんなで楽しめるようなそんなスタイルが中京圏の食べ物にはあるように思う。
同じ餃子の街として名が売れてる宇都宮(恐らく15年位前から街お越しを考えお任せ山田商会と言う番組を使ってプロモしてた。)は種類を色々用意したりして商売熱心だったが、対する浜松はプレーンなものを基本扱い、変わり種がある場合はアソート(種類をまぜた)状態で変わり種を出してくれて好印象だった。
友達夫妻の子供も上の子が幼稚園に入園したそうで、自己主張ざかりで中々カワイイ感じだった。
(なぜかお兄ちゃんは餃子NGだったな)
今回の旅はいろんな友達とあってきたが、やはり当方の自分のステディ(嫁だな)探しに割いてる時間の少なさを方々で指摘された。
みんな結婚してるしウラヤマシス。
うむ、
そうだな、
マジそう思った。
確かにマズい。
僕の行く一人旅は自分の気持ちを鼓舞したり、ダルな気分をリセットしに行くものにも思うが、
前回沖縄はまさにそれだったが、今回はリセットなど必要もなかったし、楽しかったが現実を見ろと言うみんなのエールをもらった様に思えた。
ここしばらく旅はお預けだ。
ヤメだ。
ヤメヤメ。
しばらく必要ない。
中途半端な気持ちと
7割り位の勝利
まとまりの無い部屋と
生ぬるいハート。
更に悪いことに、今の僕には安楽な帰る場所は無い。
もう一度足場から組みなおし、自分が帰る場所、それを作ろうと思う。
また一緒に楽しい日々を過ごしてくれる、素敵な女性を探そうとおもう。
色々手間だったりしょぼくれることもあるかもしれないけど、前に進もうと思う。

ルボアで少し休憩

少し前に知ったお店、高麗橋のルボアへ。
場所はちょっとした隠れ家的なしかし、こざっぱりしたいい場所で、歩き疲れていた当方にはオアシスと言った佇まいだ。
よく働く店員が言葉少なに当方を誘導する。
席につき、読みかけの本をひらきながら、前菜の出るまで雰囲気を楽しむ。
木で出来たメニューボードを受け、大阪でまさか出会うとは思ってもみなかった短角牛のハンバーガーをオーダーした。
短角牛は脂の旨さより肉の噛み締めたとき発散する味わいがウリのお肉なので、ハンバーグになったときの旨さが期待できる。
ゆったりの椅子、やや背の高い机。(窓側のソファにぴったりの高さになっているのかも知れない。)
前菜のパンが白いカワイゲな皿と共にやってくる。
柔らかホロリとしたパンの中に適度な堅さのブロッコリーが顔を出す。
メンタイのソースをつけてたべる様で、パンの端につけて食べるとジワリと絶妙コンビネーションが口の中で花開く。
パンにはほのかな甘さがあり、メンタイマヨの塩加減とシットリ感、ブロッコリーの歯触りの優しさが一体に。そんな宣誓をしてくれる。
そしてその宣誓はキツイものではないので、メインプレートが来るのが待ち遠しくなるワクワク感が味わえる。
メインプレート到着。
マッシュポテトはコロッとしてフォークに触れるのがかわいい感じで程よいシットリ感と絡む感じが心地よい。
メインのハンバーガーは、カリッとした表面とサックリしたバンズに、
塩味を効かせた肉じゃがの様な煮込み具合のパティ
噛んだときの面白さ。短角牛と言う肉の性質を楽しむ意味で、粗びきにしているのは非常にニクイ演出だと思わされた。とにかく噛むことが楽しめるパティだ。
パティとバンズを一緒に噛むとジワーッとくる。旨さと短角牛の味わいがズンと押し寄せる。
うまい!
で、付け合わせに付いてるピクルスは疲れた当方には心に響くものがあった。
セロリやパプリカなどシャキシャキしていて楽しい。
ジワリ効く酸味、少し過激だけどケアしてる感じ。
〆は、ドリンクとデザートを選べたのでデザートを選んだ。
丸くコンパクトに盛り付けられた甘さを抑えた桃のソルベとホロリとほぐれるパンドケーキ。
パンドケーキは前菜のリフレインと言う感じで、予告をしたものが終わりましたよと言う軽い挨拶の様で少々名残惜しさを含めたフィナーレのあじだ。
うーむ満足!
夜は友達と合流して別な美味いもん食べるつもり。
期待大!
(それまで落語を見に行く予定)

大阪にいます

大阪にいます。
昨日はゆかりでネギ焼きを食べたあとオープン前のブリーゼタワーに入れてもらい見学。
十三で飲んで三国に泊めてもらいバタンキュー。
そう、それと見っけもんがひとつ、時間は掛かったが、昼のバスで来たのは意外と正解かも知れない。
疲れも深夜高速バスと違いそれほどでも。
いまからLe BOIS(ルボア)と言う店で昼をとる予定。
飛び石連休の狭間、オープンしてればいいのだけれど、どんなものだろう。

露天神社~ゆかり本店

まずは、お決まりのコースで。
色々あったけど、思い出に浸るのも旅の楽しみのヒトツ。
軽めに腹ごしらえをしたら、散歩と撮影かな。

パトラッシュ

僕はもう眠いんだよ。
はぃ、やっと眠れます。
面白いシゴトだったので1徹、そのままやってたら代理店が現れもう1徹…
完全徹夜2連撃ですよ、奥さん!
(そして夜10時にやっと解放されたべ。)
意外と今はすっきりしてるが、ラジオ体操の「新しい朝がきた♪」って言うテーマや、週刊真木よう子のテーマが頭でリフレインしたり、かなり平気でない感じだ。
8年位前に3徹した時は、このあとドンキホーテのテーマが鼻唄化してたのを覚えている。
この3日で寝れたのは2時間位で、あとはことごとく働き通し。
せっかく安く買い込んだコアリズムのDVDも1本目しかやれてないし、色々あるんだけど今日は寝る。
寝ちゃう。

チョイ脱力、チョイ脱。

連休は結局、二日間出社(うち1日は数時間。1日は徹夜)
いま面白い案件が来てるので是非コンペ取りたいのだけれど、気分が出ない。
この感覚はビタミン不足かも。
明日あさまでもうひと頑張りだべ。
だが今はチョイ脱力略してチョイ脱。
ぜんぜん略じゃないな。

売国奴の持参金(フレデリックフォーサイス)を読む

フォーサイスを読むのは2冊目だ。
友達の勧めでフォーサイスを1冊読み展開の妙が面白かった。そこでフォーサイスの本をBOOK・OFFでまとめ買いしてみたわけだ。
売国奴隷の持参金は、イギリスのスパイもので、
MI5やSISが頻繁に登場する。
イギリスでスパイと言えば、真っ先にジェームズボンドが連想される気もするが、変形するアストンマーチンやBMWは登場しないし、そんなにスノビーな生活は本書には有りはしない。
ジャガーやメルセデスが良く出て来るが派手なカーチェイスは無い。
冷戦と言う過去。忘れてしまった平和ボケした、既に理解し難い非日常の中に連れだしてくれるところが特筆すべきところかも。
あの時代が持つ一触即発なピリピリした雰囲気、中年が主役だった世界。
問題が有るとすればアクションが思いの他少ないこと。
フォーサイスの本に一様に見られる部分かもしれないがアクションより展開。登場人物のいずれも理知的で静か。そんな印象をどうしても抱いてしまう。
恐らく、筆者の筆が場面描写をそれほど好まないことと、饒舌な喋りもパッションのある不意の発言も聞かずに普段から過ごしていること、そしてサスペンスやハードボイルド、冒険ものより推理やゲーム的な心理が好きなのだろう。
日本のミステリー小説は静かではないし行き過ぎた感のある演出やアクションが多すぎるきらいもある。
さて、友人にはマーロウを勧めておいたが、物静かな世界だがパッションに満ちた世界は好まれただろうか?
次はドライで血生臭い、馳星周の長恨歌を読もうかと思ったが、その前に日本のSF界の割りと新星?海猫沢めろん氏の『零式』を読もう。
これはBOOK・OFFではなく、八重洲ブックセンターで指名買いした一冊で、大いに期待している。