ガラケー⇒スマホ、だがAndroidがスマホ界で勝利とかそんな話には結末はならない。

統計からの総論ではなく肌感触としてガラケー⇒スマホの流れが身近で起きている。
なぜガラケーを捨てるかと言うと
ガラケーが壊れたから。
ソニータイマーのようなものが発動してか、ガラケーからスマホに移行するのがデフォ化してる。
で、長くガラケーに留まった人というのは
iPhoneに移行できなかったひとを多く含みAndroidを使うことになる。
ドコモやauにはついぞiPhoneは登場しなかったのだから仕方がない。
AndroidはiPhoneのようなものであり、数の論理ではエレガントさは補てんされない。
そして、2極背反で殺し会うことはおそらくないとも考えられる。
iPhoneとAndroidの質の逆転が起こるとすれば、GoogleがiPhoneへサービス提供を断った時に逆転が実現する。
(ただ、それは起こらない)
やり方はこうだ…
以前Macの「いちソフトメーカー」だったマイクロソフトが世界一になったスキームが使える。
そのスキームは、いまのiPhoneとGoogleサービスに似ている。
かつてMacが評価されていたその価値の一因は、実はマイクロソフトの製品でありいまもWindowsの主要製品である、EXcelにあった。
そのエレガントさの一因となっていたEXcelをわざとMac用に開発しないようにし、Windows版のみEXcelをバージョンアップしまくったことでMacを使う理由は奪われ、と同時にWindowsが覇権を握った。
今このスキームが発動したら地図と検索とYouTubeの無いiPhoneが成立することになるが、どうだろう?
地図に関してはAppleは準備を初めている。
検索は奇しくもマイクロソフトが提供してる。
YouTube?まぁ、iTunesがテレビを強化するとか、ユーストリームを買うとか?
YouTubeに関してはフェイスタイムの拡張という方向もあるしどうにかなるのかも知れない。
戦争前夜のキナ臭さに似たものはある。ここで本当にiPhone対Androidの戦争がはじまれば、またしてもAppleは時代を作りながら偽物に駆逐されるのかもしれない。
ただ、おもしろいことにMacもAppleも健在で売れてるパソコンの多くはMacだったりする。
戦争が起ころうが排斥されようがMacはMacとして残った訳だ。
スマホでいうファーウェイやデルのような製品がWindows界で幅を利かせているようにAndroidも汎用的に浸透するが、プラットホームとしての成熟は数年経っても進まないだろう。
つまり、どうにかAppleは生きていくし、割りと明るい未来はある。
では種明かしといこう。
なぜAndroidは数で優勢になってもAppleを完全に排除しないか。
Android陣営がiPhoneを排除しない理由として確信的なものがあるとすれば、Androidが無料OSだということ。
GoogleはWebMはサーバ負荷を減らすためにコスト的に必要だったけど
Androidはデータ抽出プラットホームとして提供してるGoogle検索のインターフェースの延長として提供しているだけであって
AndroidOSを小売りすることで少なくとも現時点で商売をしていないことがポイント。
ユーザー情報を集め次世代広告媒体を生み出し商売をすることはあっても
Android小売りはマイクロソフトみたいにソフト販売を、特にOSをビジネスのドメインにはできないししたいとも思わない訳で。
(もっとボロい商売を知ってるから)
だからAndroidにそこまで真剣でないとも言える。
また、Androidを越える汎用OSが出たときこそ、検索インターフェースとしてのAndroidが覚醒しその新汎用OSを捻り潰すときが来るはず。
(FacebookをGoogleは良く思ってないって話も納得。Facebook内は検索できないからねw)
結論を仮に設けるならAndroidは情報抽出プラットホームとして人間に絡み付き人間の欲望や生活をトレース。
(iPhoneもGoogle検索を使う限りiPhoneユーザーとしてセグメント分けされた状態で情報は格納される)
一方、iPhoneは人間が必要な夢や野望の手助けをするふりをして、定期的に新製品を小出しに発売するだろう。
(だからiPhoneのOSは計画的に発売される)
どちらも人間に密接に成立し、どちらもそれぞれ人間に便利で厄介な存在になる。
離れられない不自由さを人間はまた手に入れたことになるわけで…
Androidが勝つとか負けるとか小学生みたいな2極論じゃ解決をみないということだけはわかっている。
ただそれだけだ。

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