抜け出したい現実への脱出速度とは

大気圏からロケットが飛び出すのに必要なスピードを脱出速度という。

宇宙へ行きたいと思うひとからは大気圏は煩わしい場所で
その大気圏から離れることは正に「脱出」なんだろう。

僕らは宇宙に行く気はないが、抜け出したい現実の場所なのか状態は色々ある。

そこから抜け出して別の状況に身を置くのはやはり脱出速度が問われると思う。

脱出速度の計算にはひとの腰の重さ、メンバー人数、周りのしがらみ強さ、引っ張る力、状況の時間単位の復元力など外圧と重力的なもの
対して脱出に使える熱量、加速可能時間、爆発力、飛行形態
また外圧をくぐり抜ける意味で方向性やルート、風向き、タイミング
などがある。

しがらみがなくても、アンノンな状況が爆発力を減らしてしまうかもしれない。

充分な力と加速可能時間があっても形態がロケットみたいに突破の形でベストな軌道を行くのでなく、飛行する形態で加速すると大気圏を一周して飛びながら戻ってくるなんてことにも。

また、突破経験が無ければ相応の対策は必要だろう。

脱出速度が問われるような状況はレアな経験である場合が多く経験が無いことは責められない。
もちろん苦労はあるが毎回何らか対応は必要になる。
(若さがないとこの努力が足りず、新しい状況に対して突破が困難になる)

人類が宇宙に向けた多くのロケットを失ったように、直面する失敗もあるだろう。

ただ、カエサルがルビコン川を越えたように、明快なルートと充分な脱出速度をもって現状を打破脱出することは史実が明らかにしている。どんな状況もやり方次第で突破は可能だ。

もし、いま何らかの状況からの脱出が必要なら狼狽落胆するまえに何らか方法を模索すると良い。

また挑むからには突破すること。
みんなそうやって前に進んでいるのだから。