もやもや。

いま、一人で寝ている。
好きな女に放り出されたのだろう、仕事の変わり目や引越し、男女の仲に亀裂ははいりもする。
鞍換え?
鞍?
僕はウマか?
そもそも彼女は僕に乗ってたのか?
性格が会うか、趣味趣向は?
僕の誘い以外なら乗って、嫌いだったモノも食べたりするようになる。
旅行にさえ行く。
金持ちが好き。
僕にツラく当たる彼女は、僕の知らない顔で過ごしてる。
いろんな話を聞かせてくれる、不可解なことも多く、知らない過去も多く。
住み家を変えるのも仕事を変えるのも、少しは今より良くなれば、楽しく暮らせればというツタナイ僕の思いからだ。
そのとき好きになっている女の娘との将来の暮らしもその皮算用には入っている。
ただそれは、一方的かつ思考の中の足し引きであり彼女の今にはあまり関わりがない。
思うに、いま居る部屋は少しこんな気分の日には広すぎる気がする。
考えごとをしないで済む、機能としての寝る場所があれば今の僕には充分だ。
時間と暇とスペースが有りすぎるのも考えものだな。
そう思い狭い部屋を借りる。
意外にハッピーな時間が戻り手狭になり困ったり。
ふたりで過す休日、昔どこかでそんなのを体験した覚えもある。
もしくは、映画の中のシーンかなにかか、本の一節かもしれない。
とにかく今はそれでは無い。
雨がまた降りだした。
連休にしては仕上がりの悪い天気だ、仕事が生き甲斐のはずの女、休日をうまく過すすべを知ってるはずの僕。
彼女は出かけ、僕はベッドで夜な夜な考え事。
逆転?
全ては疑問の中。
夜中の考え事は解決を見ないから、少し先送り。
電気を消して寝るとしよう。
成るように成るさ、
果報は寝て待て。
少しは気分が楽になった気もする。
現実はそう甘くないが、
現実を考えることは目の前に現実さんが来てからにしよう。
たまの休日だ、休んでおこうじゃないか。
雨音が眠気を誘う。

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