ラッシュアウト

必死の形相、ラストスパート。
波を乗りきるかどうか、
だめだった。
どうしても、ライターとして早さが足りない。
まぁ、回す仕事も多いし仕方ない。
ライター稼業から足をあらったはずが、逆に仕事が増えている。
打席が有る限り振っていこう。
早さがなにか段々わかってきた。

777

四ッ谷のPAULでパンを買うのが最近のお気に入りだ、
新しい食感が手軽に出会えると言うのは、都会暮らしならではな贅沢だと思う。
思えば度を越えたイイことも悪いことも沢山あったなと。
窓に映る自分の顔は疲れているものの、悪くない顔付きをしている。
目の前の波と対峙するのも一興だが、形勢を立て直し、羽根を休めよう。
楽園はひとつじゃないんだし。

すがすがし

走り出す、
目的まっしぐら、
とにかく早く、
起き抜けままに、
息切らせ、息切らせ、
冬の空気に渇く喉をならし、
乾いた道を巻きつけるタイヤ、
坂を駆け上がれ、
暖まり始めた筋肉、
走り去る家々、
あっけない幕。
最後尾。
看板。
締め切りました。
キビスを返す。
上がった息が笑いに変わる。
 
朝からこんな。
目的はあった。
 
朝からこんな。
絵に描いた様な状況。
 
朝からこんなに。
しかし、その実どうでも良かった。
 
朝からこんなに清々しい。 
 
ただ、踊る様に地を駆け、
つまらない事にひたむける自分が嬉しく、
まだまだ馬鹿をやろう、
爪を研ぎに、爪を研ぎに、

まぁまぁだ、

急にそいつはやってきた、
ホンヤで途方に暮れる。
自転車なのか
おつまみなのか
写真なのか
アイデンティティなのか
Macなのか
新宿なのか
仕事なのか
コピーなのか
ゴシップなのか
小説なのか
肉なのか
アイドルなのか
魚なのか
路頭に迷い、
空白の時間、
いったい僕はなにをやってたんだ?
いままでいったい、なにをしていたんだい?
ホンヤと僕のハザマが僕を糾弾する様に黙る、
あぁ、
ただ、ただ気の無い返事を無言で返す、
コーナーを変え、考えなおす、
まー、わかりずらいよな、
どれもこれもだが、実際どれでもない。
一冊のホンを手にホンヤを出る。
けして満足はしていない、
ただ悪くない選択だ、レジでそう思ったのも確か。
決して熟読するなんてことはない、
へたをすれば同じホンを二冊買ってるかも知れない。
それでも尚、いい選択だったと思う。

飛び降りるな。

急にしかもこんな時間だが、気になったので書くことにする。
中高生、イジメられても死ぬなよ。
学校なんて行かなくてもいいし、家出たって良いけど、死ぬな。
親、友達、じいちゃんバアちゃん、ご先祖もみんな悲しむよ。
悲しませるのでさえ、それだけの人に影響を与えるんだ。
もっと多くの人にいい影響を与えて生きてることを誇ろうよ。
たまたま生まれてきたんだし、制約無視すれば自由にだってやれるさ。
学校?部活?クラス?
行かなきゃいいじゃん。
自分で納得したら行動すりゃいいじゃん。
僕も挫折してどうにかなろうか?と思ったときもあったけど、そんな僕でも世の中は今必要としてくれてるよ。
まだ、しらない楽しいことだってあるだろうし、美味いものだってあるはずだ。
気を落としても、世の中の何万人かが将来の君の活躍を待っている。
その彼等の期待を待ちこがれる気持ちを不意にしないでくれ。
いつか会う日が来るかもしれない君、面白かったはなしとか色々聞かせてくれよ。