少し前に知ったお店、高麗橋のルボアへ。
場所はちょっとした隠れ家的なしかし、こざっぱりしたいい場所で、歩き疲れていた当方にはオアシスと言った佇まいだ。
よく働く店員が言葉少なに当方を誘導する。
席につき、読みかけの本をひらきながら、前菜の出るまで雰囲気を楽しむ。
木で出来たメニューボードを受け、大阪でまさか出会うとは思ってもみなかった短角牛のハンバーガーをオーダーした。
短角牛は脂の旨さより肉の噛み締めたとき発散する味わいがウリのお肉なので、ハンバーグになったときの旨さが期待できる。
ゆったりの椅子、やや背の高い机。(窓側のソファにぴったりの高さになっているのかも知れない。)
前菜のパンが白いカワイゲな皿と共にやってくる。
柔らかホロリとしたパンの中に適度な堅さのブロッコリーが顔を出す。
メンタイのソースをつけてたべる様で、パンの端につけて食べるとジワリと絶妙コンビネーションが口の中で花開く。
パンにはほのかな甘さがあり、メンタイマヨの塩加減とシットリ感、ブロッコリーの歯触りの優しさが一体に。そんな宣誓をしてくれる。
そしてその宣誓はキツイものではないので、メインプレートが来るのが待ち遠しくなるワクワク感が味わえる。
メインプレート到着。
マッシュポテトはコロッとしてフォークに触れるのがかわいい感じで程よいシットリ感と絡む感じが心地よい。
メインのハンバーガーは、カリッとした表面とサックリしたバンズに、
塩味を効かせた肉じゃがの様な煮込み具合のパティ
噛んだときの面白さ。短角牛と言う肉の性質を楽しむ意味で、粗びきにしているのは非常にニクイ演出だと思わされた。とにかく噛むことが楽しめるパティだ。
パティとバンズを一緒に噛むとジワーッとくる。旨さと短角牛の味わいがズンと押し寄せる。
うまい!
で、付け合わせに付いてるピクルスは疲れた当方には心に響くものがあった。
セロリやパプリカなどシャキシャキしていて楽しい。
ジワリ効く酸味、少し過激だけどケアしてる感じ。
〆は、ドリンクとデザートを選べたのでデザートを選んだ。
丸くコンパクトに盛り付けられた甘さを抑えた桃のソルベとホロリとほぐれるパンドケーキ。
パンドケーキは前菜のリフレインと言う感じで、予告をしたものが終わりましたよと言う軽い挨拶の様で少々名残惜しさを含めたフィナーレのあじだ。
うーむ満足!
夜は友達と合流して別な美味いもん食べるつもり。
期待大!
(それまで落語を見に行く予定)