【ネタバレ無し】伏線回収とか、そう言うの。<ナニワ金融道6 巻>

漫画『ナニワ金融道』を読んでる。
手放しに面白い。
少し前の話になるけど、根元はカネにまつわるエトセトラで今も変わらず。
大学の頃にコレとミナミの帝王が好きで銀行員になった友達が居たが、懐かしく思いながら、昔の友達の人生を動かすほどに面白かった本だし読んでみようと読み始めた。

気楽に読める絵と、話を交差させて各話の中盤から後半にかけて次の話の伏線を張るのは実際の仕事と似ていて素敵な仕掛けっすね。
連載漫画だと通常は話を分けてしまいがちだけど、リアリティとチェーンリーディングを考えると相手がオトナならば現代的手法として、こちらの方が良いような気がする。
(伏線より次の話との交差、予告の方が脳が処理しやすい)

ただ、6巻に差し掛かり、 細かい伏線をぶん投げてるトコがなんとなく気になって気になって仕方がない。

一つは、肉欲にロレックスを返したタイミング。
コレは文中でサラッと「返した」と書いてあるので、キャバレーで返したのだろうと。
(少し強引だけど、返したもんは返したんだろう。多分、編集か読者が毒づいて「返した」と唄わせたのだろう)

そちらはまぁそんなもんなんだが…。
どうにも、もう一つのぶん投げの方がが【胃にもたれる感じ】で気になって気になって。

それはだ、灰原が飲み込んだ鍵の話だ。

アレって手術でもしないと取れないのでは?

無理に取り出そうとすると食道に鍵って引っかかりそうじゃん?

もしくは、修羅場のドサクサに紛れて忍者みたいに飲み込んだ振りをした…つまり飲み込んだのはウソだったのか…。
もしくはその後の飲み会に平気で参加できるほど灰原の胃は丈夫なのか?

夜も眠れないくらいに悩ましい。

多分、この伏線はこの後ずーっと回収されないのだろうけど、この先灰原が何を飲み込むのか、灰原の胃腸の具合が心配になってきて仕方がない。

僕のアタマの中では、灰原の胃の中には取り敢えず鍵ひとつがストックされたままになっている。

グエェ…。