チェーンメールの流布に加担してしまった。
 情けない。
 有事のときにも愉快犯がいるという…
 そういう頭は働くものの、身近なひとが媒介してるとなると対処は難しかった。
 手口は騙り詐欺だ。
 ただ、愉快犯なので意図はないようだ。
 (記載のあった会社の株価を下げる風説の流布系か?)
 気仙沼に絵のサークルの仲間がいたり、
 常陸になじみの娘がいたり、
 私自身気が気でないのも確か。
 街は有事の様相。
 意外と普通だが、明らかにひとが少なく、皆次に何か起きるか敏感になっている。
 (面白いことに花粉症のマスクを着けた人が私以外遭遇してない)
 家でじっとしてる、情報に耳を傾ける。
 大体そんなとこだろうか。
 いま実家へと丸ノ内線で向かっている。

