COSINA C1s(コシナC1s)の使用感について。


いま、使用している写真機材リストを掲載しているんですが、
使用感のインプレッションとかしてないよなー、って
ちょっと罪悪感などもあったので人気のあったものから
思いつくものをピックアップして書きなぐってみます。
COSINA C1sを買ったのはおよそいまから2年前?くらい。
中野のフジヤカメラのショーケースに「COSINA C1s」という
謎の黒い箱がショーケースの下の方に鎮座していた。
箱自体は見た事は無いけど、Kマウントユーザーであり
コシナ三姉妹のCOSINA 20、24とCOSINA AF19-35利用者、
噂には聞いていたものが目の前に…。
COSINA製とは知らず、ニコンFM10で一眼レフデビューを飾った身から
すると、聞いたことのある親戚がショーケースに晒されてるうな
確保したい気分に。
「うぉお、COSINA C1s!!!ヤバイ!」
って感じでコンビニATMに走ったわけで。
激走の甲斐あってか、残り2箱だったうちの1台をめでたく手中に。
ニコニコ顔で帰宅。
C1sがキヤノンのEOS-1Vの原型なんてジョークも出てくるような
独特のスロープを軍艦部に持ち、基本スペックはFM10とほぼ同じ。
しかも、当方的にはデジタル移行以来使っているKマウント。
相性イイんじゃない?
こりゃ意外にいけてるんじゃないっすかー!
って直感的に思ってた次第。
ちなみにNikon FM10は、コシナのOEM製品とは言え、
れっきとしたニコン製品です。
C1sベース、貴重な現行メカニカルシャッター機FM10
もちろんニッコールレンズがマウントでき、蟹爪が無くても
利用できるAiニッコールに対応したメカニカルシャッター機です。
バルブが使えるカメラの現行品としても稀少な存在。
そのニコンのFM10や、
学校カメラと言われたリコーのXR-8などのベース、兄貴的存在。
C1s。
そんな感慨を持って購入に臨んだんです。
が…しか~し、利用感は旧知のFM10とは随分と違う。
フイルム装填レールがプラスティックとか、
そう言う細かい仕様の話ではなく、
Kマウントが使えてイイじゃんとかそう言う話でもない。
「シャッターショック」「ミラーショック」が結構凄いんです。
もう、決定的。
..バチャン!
て感じでシャッター幕が下りるんですが、
軽く持っているだけだと持ってかれます。
や、ジョーク抜きで。マジでマヂ。
で、がっちり持ってもバチャン。
…。
まぁ、ご愛嬌。
FM10はコシナのOEMですが、三菱の目が行き届いていた
血統を示す赤いラインは伊達じゃない!(悲しい力説…。)
FM10はちゃんと監修が行き届いてる感じなんですね。
レリーズを押し込むと「バション」て乾いた感じ。
ただまぁ、ペンタックスユーザーの端くれとして、
Kマウントのメカニカルシャッターを装備した新品ボディってだけで
かなりうれしいですし「SuperA」などの中古とはやはり違う。
あの頃の製品はとってもいいものなんですが、
コシナらしい味が有るってのが中々良い。
コシナ製品てのは一見チープですが、中々使い出があって、
しかも軽く持ち出しやすい。そんな性格が有ります。
希少種でもあるし、レンズはいくつか持っているけど
その軽量かつ持ち出したくなる思想が
ボディで再現してると言うのはなかなかイイですね。
まぁ、趣味の域での話ですが。(数万円なので安い趣味です)
MF機としては、あまり意味が無いかもしれないけど、
ブラックアウトしている時間は*istDsよりも早いので
メカ的には結構いけてるんじゃないかな?って気にもなります。
(デジタルの消失時間が長いだけかな?)
最近ではフイルムを買い込む事も少なくなってきているので、
持ち出す機会はあまり無いですが、フイルムでKマウントって言う
選択肢が増えた意味でも非常に有意義かと。
また、若い頃使ったFM10と同様の操作感であることも
気軽に持ち出せる要因で良い製品かもしれません。
(シャッターチャージの雰囲気などかな~り懐かしい。)
とにかく、ちょっとした気分転換にフイルムカメラを持ち出すときに、
軽いボディって言う意味では中々いいものです。
あと、ペンタックスの拡大アイカップO-ME53
 ファインダー倍率を若干アップ!
も使えるなど、ペンタックス製品の流用も結構できるので、
Kマウントユーザーでお金が余ってれば
1台くらい確保していてもイイかもしれません。
もっとも、いまではほとんど新品は見なくなってしまったんですがね。
コシナさんC1s、また作ってくれませんかね?
(写真はCOSINA MF20F3.8とCOSINA C1sです。)