たまーに読んでるブログ、大根仁さんのブログで紹介されていた「トウキョウソナタ」をギンレイホールで見てきた。
なるほど、面白い。
東京に生まれ東京に育った人間には「あぁ、それね」と思えるくらいにカジュアルな問題で、ありふれた悩みを扱ったタイムリーさも中々だったのではと。
もちろん現実はあんなに綺麗じゃないし、もっとスリッピーで、どう凌げるかが常に問われているようでもう少し過酷だと思う。
西新宿なんぞに住んでると、すぐそば、番地違いの町内の闇といった感じだったのでスリラーではなくお茶の間感覚だった。
(ドラマはディフォルメがあるから気楽に見れるんだし、まぁ割と忠実なのかもねと)
黒沢清監督は微妙なバランスをうまく撮りきったのではと思う。ラストもよかった。
恐らくギリギリより少し内側で成立していて、成立感にもハラハラしながら題材をマヂメに考えられていたのかなと。
大根仁さんが言っていたが、役所広司は確かに役所広司でなくてよかったかなと思う。
思い返すと役所広司でなら成立する役であり、役所広司よりヤツレ感が似合う役者がやってもよかったのかな?と。
(カンヌ狙いで必須だったとか?)
あと、役所広司が事を起こすならもう一日前くらいがよかったかなと。
もうちょっと話的に夢がある方がイイかなと。
まぁ現実が狂っていく。そこまでの時間と狂った以降の時間は短い方が良いと判断したんだろうけどね。
しっかし井川遥が綺麗だったなぁ。
(井川遥は旬ですねー、すごい。)