ひとり焼肉 デビュー

レバ刺が食べたい。
ここ2週間、昼夜をとわず休みもないままだったから、無理に空けた今日はひたすら寝て洗濯機を回すだけにしようと考えていた。
頭の中身がやけついた刃物みたいに切味が鈍い。
リセットが掛らない。
体力は大丈夫だが、明日、あさってがキツイことを考えるとこのままでは駄目だ。
実家でご飯も回復からは違う。
友達さそって外食ってのも考えてはみたが、近隣の何人かは捕まらない。
ナジミの女の子を誘うにも面倒が起きそうだし、
前好きだった娘は焼肉キライだし。
(そもそも俺とご飯行くのがキライだし、食べながら喋る会話のもたらす安息にも否定的だった。)
じゃあひとり焼肉行ってみようか、と考えたわけだ。
レバ刺、トントロ、焼ニンニクが食べたいと言う衝動と、疲れて会話が成り立たない。って言う感じが予想できたから、ひとり焼肉は中々イイ案だなと思った。
成り振り構わず自分のペースで食べるのは中々快感。
先程のリストにハラミとキムチ、ビビンバ、ビールとサワーを加え7000円行かないのだから中々リーズナブルだ。
途中、前の席に座ったピンクのティーシャツの女子大生がコチラの食いっぷりをウットリというか感慨深気にみていたが、いまは関係ないす!
食って食って食いまくる!
(まぁそんな多くもないし、ノリ的なもの)
不思議と店をでる頃には頭の疲れからくるシビレはなけなり夜風に吹かれながらボンヤリ西新宿の大きめな駐車場でこのメールを打ってる感じだ。
ここまで疲れることも珍しいが、焼肉はイイモノだ。
寝てるだけが休息ではない。
涼しげな夜風が頬を撫でる。
明日は忙しくなるから洗濯の続きでもして早く寝るとしよう。