ジワッとにじりよる波の音
面白い。
「仕事が面白いのね、」
そう言われることがある。
半分当たりで半分ハズレ。
プレゼンに勝つ波がくるようになった。
勝つのは悪くないが、それはまた別の話し。
そこは特に面白くない。
(言うなれば、嬉しい、だろうか。)
企画屋としては、みんながハッピーになるシナリオを作るのがスキで、ウケ狙いの妙な企画は余り出さない。
(と、自分では思っている。)
少なくとも、客の成功の可能性が見えない企画は奨めない。
きちんと、みんながハッピーになれ、当たる話を提供したい。
正気で判断できる会社にしっかりとした提案を押していく。
突くべきを突ければあとはどうにかなるワケだし。
で、面白い場面がまたやって来る。
グーッともち上がる仕事の勢いの波、波、波。
調整し、
場の動きと制作のスピードをあわせ、
内容をつめ、
かわすものをかわし、
期待の波をつくり出し、
クライアントが満足する
みなが納得するところまで載せる。
この盛り上がりの起こり、
波が怒濤の勢いで走り、
一瞬の駆け引きの後、イッキに引いて行く。
この感じがスキだ。
そして面白い。
ぐっとくる。
何か、波乗りに似てるなとも。
そんな中、ひとつ思ったのは
そのタイミングに、フレッシュにいれるかどうか、という事。
恐らく5年前にも近い心境で同じ様な話をしていたはずだ。
フレッシュに。
軽く
心身共に軽く、速く、深く
反応できる自分。
それなりのワザと知識とノリ。
だが、動けないのがとにかく良くない。
企画に関わる場合、実作業は最後までやらない
企画に徹すると、ディテールの部分は良いのだ、
おおづかみで、うまく行くこと。
プランの組み立てに集中す。
キッチリ、ハートを掴める
そをなモノを作って行きたい。
秘訣と言うか、核心に近い何かがわかるか、どうなんだ。
それに到達できるチカラと勘に対応できるよう少なくともフレッシュにいたい。
そして、心身を鍛えるようにしたい。
昨日受けた疲れは癒えた。
単ある程度は水でも飲んでいればスイッチが切り変わる。
やっといつもの立ち位置に戻る。
さあ、波乗りの終盤だ。
ステージが待ってる。
ショーの再開だ!