黒磯ダッシュ

北海道からの青春18きっぷの旅にて「黒磯ダッシュ」で2位になった。
以前は大垣ダッシュが代表的な「18きっぷ」の多人数難乗り継ぎポイントの席取りダッシュ競争だったが、噂によれば大垣ダッシュは余りにも過酷なレースなため、主催(?)のJRによって発生しないイベントに変更になってしまったらしい。
(その難接続の解消=乗り継ぎの悪さ拡大が、ムーンライトながらの指定席化と併せ青春18きっぷを弱体化させた原因ともされる。当時は寿司詰めの人間が大垣を走った様は正に地獄絵図だったことを3度ほど体験してるのでよく解る。)
一方、黒磯ダッシュはいささか地味目だが、いまも続いているクラシックレースと言える。
一番のポイントは実はスタートの位置決めではなく、荷物の軽量化策でもない。
なんと、扉を開くボタンを押さないと列車のドアが開かないという事実に早く気づけるかどうかがポイントになっているのだ…。
(冗談抜きで)
何を言ってるか解らないかもしれないが、僕さとーが北大受験に行った20年前からそのポイントは変わらないのだ。
当時はレースどころか、列車に閉じ込められるものも出るくらいの生き地獄…。(3人くらいの叫び声が聞こえたw、終点なはずなのに、アイツらどこに連れてかれたんだ?)
当時はまだ電車にボタンが無く、圧搾空気が排出される音がするだけで、列車の扉はうんともすんとも言わない。そんな感じだった。
関東圏の人間からすると正に驚きの展開!
なんと、扉を手で開く必要があったんだよ!
ΩΩΩ<な、なんだってー!
えー、マジです。
列車の扉前で立ちすくむ若者達…
その後「ぉおぉ…ドア、開くぞぉ!!111111」
という謎の奇声を一瞬で理解した者だけが生き残れる「試される大地…黒磯」だった訳である。
(受験地獄の後は電車地獄w)
20年経って列車の扉横にボタンはできたが恐らく変わらないものが有るはず…
という読みが大当たり!
大成功!
黒磯で見事2位に入賞!
見事宇都宮線の隅の席をキープできたのは言うまでもない。
通常は大きな駅や終点に着くと扉は自動で開く。
なぜか、黒磯は有名な駅で終点なのに開かない…なぜ?
ちなみに、今回争ったのはかなりの手練れ70名位。
列車の扉前で立ちすくむ様は今も昔も変わらないものが有った。

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