2日前の昼に神楽坂の料亭「加賀」に行った。
話しをするのにいい場所。
バタバタ続きのなか落ち着いた雰囲気で「食事」ができたのはよかった。
忙しくてもいい食事は覚えている。
箸を突き出すとハラリと小気味良く解れる面構えの良い鯛の煮付け。
吸い物に舞う細かい卵、まるで雪の結晶みたいな儚いイメージは意外に舌の腹で楽しめる。
ゆかり振りかけと白米の組み合わせも品良く、かつご飯の粒が立体的に感じられ、目が覚める思いがした。
和食、こんなにウマイんだ…
接待なんかだと気が気じゃないし僕みたいな一庶民でも行けるたまの贅沢として、料亭のランチはおすすめだ。
彼らもサービスの一環としてランチ営業をしていりのだろうし、いつかは夜にいくぞと野望の火を燃やして料亭のランチに甘えるのも一興だろう。