いま吉祥寺へ行くため中野坂上へと歩いていたのだが、消防車が信号に差し掛かった。
中から煤けた制服をきた消防士が人を制止して駆け抜けていった。
それでも渡る女が一人いたが…それはおいといて、
歳末、不況、休日、個人主義。
彼らは関係なく、火事場へ赴く。
洋の東西をとわず、時代を問わず。
人が人を助けにいく。
なんだ?何かスゴイヤツラだな。
重要だし、今時ないカッコイイ仕事だな。
儲けを無視した、集団が今の世にあるだけで驚きに値する。
それだけ必要で
理由じゃないんです!
と言う存在なのだろう。
乾燥しきった空気のなか、消防士への敬意と火事が減ることを思いつつ、飲み会へと向かう。