あいにくの小雨のなか、
浜松駅で新幹線でトーキョーへ戻る友達と別れ
一路由比へと向かう。
みんな奥さんが家で待ってたり
年をとったのか、新しいことに興味がなくなった様子でいた。
そして電車は掛川を越え興津へ向かう。
もしかして一人行動になるかもと思って持ってきた石田いらの小説が役にたった。
時折ながめる車窓には、静岡ならではののんびりとした緑の平野が広がる。
トライアスロン部の面々とはやはりどこか合わないところがあり、ちょうどいいバラけるタイミングだったのかもしれない。
シートに座る女の子たちの声もどこかトーキョーと違う響き。
せっかくの遠出だ、いつもとは違う窓の外を流れ行く姿を、駅舎の様子や昼寝の時間をしばし楽しむとしよう。
桜えびはどんなだろう。
散歩と味は旅を楽しくさせる。小雨はあがりさうな雰囲気、夏が近付いてくるようだ。