急にそいつはやってきた、
ホンヤで途方に暮れる。
自転車なのか
おつまみなのか
写真なのか
アイデンティティなのか
Macなのか
新宿なのか
仕事なのか
コピーなのか
ゴシップなのか
小説なのか
肉なのか
アイドルなのか
魚なのか
路頭に迷い、
空白の時間、
いったい僕はなにをやってたんだ?
いままでいったい、なにをしていたんだい?
ホンヤと僕のハザマが僕を糾弾する様に黙る、
あぁ、
ただ、ただ気の無い返事を無言で返す、
コーナーを変え、考えなおす、
まー、わかりずらいよな、
どれもこれもだが、実際どれでもない。
一冊のホンを手にホンヤを出る。
けして満足はしていない、
ただ悪くない選択だ、レジでそう思ったのも確か。
決して熟読するなんてことはない、
へたをすれば同じホンを二冊買ってるかも知れない。
それでも尚、いい選択だったと思う。