続予測は可能か?

鼻血が出るくらい、対象について情報を収集すると、未来予測は可能になると話した。

対象が取る行動の予測。
もしその予測が外れたとして、予測してたものとしてなかったもので半分の確率で当たってたと言う詭弁も。

で、だ、砂粒程度の君の行動予測を集め、砂粒の山を作ったとする。
そこには未来がそれぞれに有るのだけど、その砂粒は急に爆発したり、色が変わったり、歌を歌い始めたりはしない。
ほぼしない。
どれか一つくらいするかもしれないけど誤差の範囲。
まず、砂粒としての王道があり、明日も明後日も変わらず砂粒。

気にすべきは、歌を歌う、もしくは爆発する、もしくは色が変わる砂粒。
王道を捉えたら、次はその王道には無い変異を捉える。
変異の片鱗でもいい、同じサイクルから逃れようともがくエントロピーの増大点を観察しそこに何が起こるかを予測する。

砂の山を砂糖の山みたいに変えるかもしれないし、砂の山に棘が生えるかもしれない。もしくは砂の山が水に変わるかもしれない。
そんな感じで見ていけば山勘ではなく、ある程度は未来を予測できる。
砂の山を考えてたらいきなり宇宙人が来襲?それはお手上げだ。
宇宙人についての情報を収集し膨大な情報があるのならそれを集め宇宙人についてを砂粒レベルで見れる人がいればその人にその分野の未来予測は委ねるしか無いだろう。
宇宙人がレーザーを放つのか、宇宙人が人間に寄生するのか、宇宙人は違う次元を支配するのか、とくに僕にはその情報はないからお手上げだ。
そういう意味で、未来予測は可能だし、自分の興味のない分野について未来予測は興味のある人に委ねるしか無い気がする。
興味が誰にも湧かない分野があるとして、その分野は予測不能な分野なのかもしれない。

興味が尽きない世の中であれば、大概の事は予測がつく。
天気だって予測できる世の中だ。
なんとかなるもんだよ。

☆☆☆ココから蛇足☆☆☆

大学でなんとかの権威とかって人がいたら、そういう今まで予測してこなかった分野に興味を持って粛々と興味に対しての探求をしてきてしまった人なのかもしれない。
予測をするタイプの砂粒の中では注視すべき色の変わる人かもしれないが、辺境だから注視すべきタイプなのではないとも思う。
つまり、変わった研究の変わった誰も触れてこなかった、未踏の地を開拓してる貴重さはあれど、そこにエントロピーの爆発的増大があるかどうかは別の問題だ。
エポックメーカーは成長期には非常に有用で意義あるものだが、成長期以降のエポックメーカーはそれほど大した実績ではない可能性が高い。
成長期でないなら、革命的な発見が望めないなら、それら分野に対する予測はそれほど重要ではないので、また別の分野に目を向けるといい。
また、粛々と興味の探求をする人は放っておいても進むものだ。
しばらく時間をおいてもまた会いに行けば良い。