池袋 東京アンダーグラウンド ラーメン 特製つけ麺

池袋に来たので新規開拓。

東京アンダーグラウンドラーメン 頑者に寄ってみた。
つけ麺というより「うどん」です。

讃岐に近い新種のうどん。
うどんも麺だし、ツケだれにつけるからつけ麺だし…
しかしなんだか解せない感たっぷり。
ツケだれは二代目つじ田といった感じ。

うどんとしては、まあまあだけど、1000円するかと言われるといささか疑問…

草枕の画工に思う

夏目漱石の「草枕」
主人公の画工は絵を描くことを仕事としながら
最後まで筆を取ろうととしない。
中学だか高校のやりたい盛りに読んだとき、
その煮え切らない状態に憤りさえ覚えた記憶がある。
が、今ならなんだか話が合うというか、
描けないでいる気持ちにも理解できるようになれた。
どちらかというと、あの画工はモデルが気分になるのを
したたかに手ぐすね引いて待っていたんだろう。
それは作為的な行いではなく、習慣的にかつ動物的感覚で獲物を取りに行くような習性的な感覚…。
そこに関しては僕とは少し違うかなとも。
どちらにせよ絵なんて描けと言われて生産的に描いてくものじゃないし、美術の時間が毎週有るわけでない学生以外のポジションの人になると絵を描く理由やタイミングのようなものを失うことが多いようで。
プロの絵描きなら、描いていない間は失業であり充電期間であり構想期間であり、とにかく難しい問題に直面するわけで。
画工に関しては「萌え」のポイントこそ押さえてあったが、絵のプロとしての生活感が希薄で漱石の旅行を見てるようでつまらなかった。
(小説家の日常に興味はない。)
草枕の画工は画商に売り込みに行くなり、個展を開くなりするのだろうか、絵描きが主人公の旅先での物語ということで、その絵描きという魔術的な響きを持つ存在の生活を垣間見るようで非常に興味深かったのだけど、夏目漱石はあまりその題材を料理しつくせなかったように思う。
もしくはそういうディテールを隠してモヤモヤさせるのも計画の内か?
生活感の無い人たちの生活部分をもう少し見せて欲しかったところもある。