Ustemが来てる。ツイッターとの相性や既存メディアへの影響。

Ustem。
確か駄々漏れ子2号扱いだった「そらのさん」の駄々漏れを見たりツイッターのIDで書き込みできたり。
スティッカムはそれいぜんにも見たり使ったりしてたけど、UstemはツイッターのオープンIDの利用や割りと分かりやすいインターフェイスで利用者が増えたのかな?
最近耳にするようになった訳で。
やはり坂本龍一氏他リテラシーの高い著名人が支持してるとこが大きいのかも。
しかし面白いのはテキスト全盛の(飽和してる)いまのインターネット、回線の太さが確保された事を足掛かりに次は映像に行ったってこと。
2ちゃんによる魔物的な扱いだったインターネットの潮流が、ミクシイに行き、発言小町など大人も安心して使えるネットに、更に誰でも軽く始められツイッターに潮流は移動。
(もちろんケータイゲームもあるけど、アレはネトゲの亜流の域を出ないしな…)
いまは溜めるロングテールより、今のキモチをバキバキ流してく方向に潮流の勢いが伸びてるのかな。
Pixiv、ニコニコ動画などより、思考の垂れ流しリアルタイムメディア、ツイッターに似たUstemがもてはやされる様に。
サーバーは少し位落ちてもオーケー。
(ツイッターで実証済み)
現実の時間軸と同じ進行。
(あとからキャッチアップも可能)
つまり、今の共有、ある程度の集団が同じ意思や時間の粒度を共有する。
ロックフェスの時間の共有みたいなもんかな?
他者と繋がる、共感てのはやっぱ生物的な本能の向かう先なのかな?
テレビに生放送と収録があるように(映画が追い付けなかった時間に対応)ネットにも生放送が発生している。
で、その官能的な魅力は広がっている。
素敵な、もしくは怠惰で剣呑な時間の共有は楽しいものだ。
ただそれがくだらない時間の共有なら魅力は一気に後退する。
(今のテレビのバラエティに同じ)
ネットの性質上その時間の塊はランクが付きアーカイブ化する。
ひとつ残念なのはウインドウズ95のでたあたり以来日本のやることは全部後手後手。
立地による拘束がないのが売りのネットなのに、ベースになる技術はGoogle、ツイッター、Ustem…
どれも一式外国製…。
まぁしかたないんかな。
映像は多分こないと思ってた。
つまり、文字や漫画より対応しなきゃならないことがいっぱいで個人レベルでは対応不能かと。
ニコ動は絵師や音、動画作るひとがいたり、助け合いシステムができて成立したり、版権に触れないようにMADを作ったり。
絵師はピクシブに。
色んな創作が噴出。
まぁ、それでも大衆文化が物量で雪崩れるだろうから、お手軽で参加しやすいものがくるんだろうけどね。
Ustemはそういう意味でも放映する側の技術的ハードルが低く(Webカムとアプリでいいんだし)、視聴する側もツイッターのアカウントがあれば視聴だけじゃなく参加ができるあたりがいんじゃないっすかね。
ちょうどラジオのリアルタイム投稿に映像が入ったような。
これから起こる事と言えばテレビの更なる減退。
スポンサーの持つ広告資金が他に行く。
バラエティ番組壊滅とかかな 
バラエティのトーク番組はUstemのトラフィックを分散するための器や、タレントをアサインするための道具になり下がるのかなとも。
出版がヤバイなんて話もいまだあるけど、テレビの方がもっと壊滅的なダメージを受けるかも知れないっすね。
すでに視聴者はケータイのメールやツイッター、ユーチューブ何かに視聴時間の多くをとられてるわけで、視聴率には反映されないだけでドンドンテレビ離れは加速してるんでしょうね。
(最近の調査じゃテレビ視聴が回復なんて話になってたけど、あれは代理店なんかもからんで相当バイアスがかかってるんだろうなって妄想)
テレビはアニメのDVDがマス力が薄まってる分売れなくなったり、広告費が落ちたりと問題山積みだけど対策はケーブルや地方局以外はやれてない模様。
(ケーブルはネットも提供したり切られずらい。地方局はチャレンジングな番組が多くなってるかな)
Ustemを始め色々みてこうとは思うけど、既存メディアのシュリンクも目が離せない感じですかね。