中央公園は蝉時雨。
この時期のこの時間、良い飲み会のあとこうやって歩いて帰るのは中々良いもんだ。
夜を滑るクルマを見送り自分のペースで足を進める。
思えば、散歩が好きだったかもしれない。
夜店の喧騒を目指す受かれた足並み。
初秋の香りを感じながらちょっとした買い物ついでに。
潮風を受けて夕涼みをかねて散歩に。
麦わら帽子をかぶって近所の境内に。
とくに目的は違うのだけど、空の色や風の香り、握った手の温もりを今も忘れない。
多分僕はこういうのが好きで、多分一番わかりずらいとこなんじゃないかな。
都会にも野原が続く田舎道にも同じだけの素敵な時間がながれているのにみんな意外と気付いていない。