C1sと出かける。

銀塩カメラと出かける。
フイルムを装填し、
スプリットマイクロのフォーカスにワクワクしながら目の悪さに気付く(廉価機には視度補正はない)
そういえば以前はカメラとメガネがニホンの証しだったなとか。
デジタルに移ってから暫くさわってなかった絞り環やシャッタースピードダイヤルが僕を歓迎する。
一番驚いたのは軽さだ。
明かに軽い。
コシナ製ということもあるけど、軽い。
どこにでも行けそうな雰囲気だ。
歩きながらロケーションを探しながら。丁度そんなスピードがあってる世界だ。
以前より構図のこと、こと画面に関してよく考える様になったこと、
巻あげるフイルムの感触、落ち葉のざわめく。
適当な指標でしかないカウンター、
もう少しで終わりかな、フイルムの終盤はシャッターを切るのが惜しくなる。
巻あげ、ギリッという引っ掛かり、
一本27枚が終わる。
散歩も味わい深く、確認が無い分、いまある気分に浸れる。
現像に出す楽しみ、何度か試した手焼きは敷居が高かったが、店だしも良いもんだと思う。
デジカメでは希薄になったひととのコミュニケーションがある。
現像へ向かおうか。