おはよう
二日前の晩、以前好きだった女の子と飲みに行き、歌いに行った。
歌は嫌い、と言っていたがあんなにもうまいとは驚きだった。
明け方ウチに寄り2、3時間じゃれてから少し寝た。起きてから多分6時間位、彼女の魅力に翻弄されつつ再会を悦ぶ。
雷と稲妻、貴方は稲妻の様に…古い歌が脳裏を閃く。
数時間後、彼女は僕の家から足のふみ場を探しながら出ていき、奇跡的に立ち上がった僕は彼女を見送る。
かわいい猫ちゃんのカットソーが出ていった後で再びふて寝。
今日は花火が夜有るな、なんて思いながら目を閉じる。
夕方6時、こんな明るくて花火は大丈夫なのか?と目覚めながら東京湾の心配をする。
それから数分、これが朝日なのか夕日なのかを気付くのに暫く時間が掛る。
花火は昨晩あがったのか、そんなことを思いながら、また彼女の事を考えながら今は過ごしている。
つまり今は朝だ。
つまり昨日は寝続けていた。
つまり、挨拶はおはようが似合う頃だろう。
そして一日が始まる。