ガールズ&パンッツァー劇場版の4DX版をユナイ テッド・シネマとしまえんに平日夜10:15~0:30の 回を観に行った。

人生初、同じ映画を映画館で3回見ると言う快挙。

僕は若い頃、映画を何本かは見たが、作り手が必死こいて作ったストーリーを見る方はお金を出して楽しがったり悲しがったりしに行くという構造がなんとも受け入れ難くあまり映画館に通わなかったんだけど…

ガルパンはいいぞ!

ちなみ、1度目は新宿バルト9
2度目は立川爆音上映!
今回はとしまえんシネマ4DX上映!!

恐らく初見のひとは4DXは控えた方がいい。
今回の劇場版ガールズアンドパンッツァー結構込み入っているので、特に後半のアサガオだかヒマワリだか、タンポポだか、筋がサッパリ飲み込めないので初見のひとはシネマ4DXはオススメでない。

今回驚いたのは継続さんのスナフキンことミカの声がとってもチャーミングで綺麗だったこと。
「カッコイイ、それは戦車道にとって大切なことかな」
と。
心に響くぜ!

んで、4DXは演出としてアリだ〜!と感心し得たことは今回観に行ったことの大きな成果だと思う。
飛び交う砲弾、戦車の奏でる振動、お風呂の香り☆

乱戦部分はなるほどガツンときた。
集中砲火とはこういうことか!と。
(もっと揺れてもイイんだぜ?と思う人は4人席の端がいい。)

チハタンの突貫、潔い散り際が心に響いた。
恐らくアレこそが在るべき戦車道。
西さんの敬礼
コレが凄くスクリーンに映えた。
観たことはないんだが戦争映画っぽくてグッときた。
モデルになったバロン西が偲ばれる。
(多分、動きがあると頭に残るんだろう。記憶とはそう言うものだ。)

予想とは違ったのがカール自走臼砲の猛威の部分だ。
…もっと得体の知れない地の底から響き渡るゴウゴウと言う存在感のある音と今回のよりもう少し派手な爆風が欲しかった。
個人的には立川の爆音上映の方がカールは良かったように思う。

カール自走臼砲に関してのみの感想であっても「それ程違いがあった」ということは、厳密にこのガールズアンドパンッツァーと言う映画を映画館で上映に見ることに意義があったということでそれだけに、意味もわからず何度も見ている。
とにかく面白いのだ。

4DXはアトラクションのようで、見た後が遊園地のようで、本編の作りが完全に4DX狙ってたんだな!と水島監督の遊び心に敬服させられた。
また、コレはこの春の楽しみになるのだが、聖地巡礼をして見ようと思う。茨城交通のバスは旅先で見ているし、水戸から鹿島への電車も乗ってるけど、大洗に何十年ぶりかに行ってみようと思ったのだ。
聖地巡礼に関しては「たまゆら」の竹原に行ったが、大洗は近いから全然ありだと思う。
イベントが開催されてなくても構わない。あの辺ののどかな雰囲気を味わおうではないか!
(震災復興がガルパンの製作背景には有るんだけど、なんだか元気になれていい映画だよな)

ガールズアンドパンッツァーの劇場版だが、この映画には、3度見に行っても全然納得できる何かが有る。

今回は上にあげた西さんやミカの他にもネトゲチームのガンマンとしての見せ場があったり。
後半は少しバタバタで誰がどう白旗なのかがわからなかったのだけれど、(もちろん予想はつく)やられ姿のカットインが多いのはアニメ的だとオミットしたのかなとも。
(やられたものは、クローズアップしないことで次の戦いに目がいく)

とにかく清々しい程良かった。

戦車道には人生の大切なことが詰まってる。

なるほど。
こうなんども見ると含蓄が深い言葉だったのか。
何がだって?
それは映画館に行けばわかることさ。