中野へ。

中野へゆく。
中野は中古カメラ屋のメッカで、
僕は幾つかある中古カメラ屋の1つに年に二度くらいカメラを売りに行く。
ヤフオクに売るというのが現代的なスタイルかもしれないが、
意外とヤフオクと中古屋への売り払う額と手間は変わらないと感じているから行く。
特に売り払うレンズやボディへのクレームもなく
「さっぱり」とした手順と価格で買い取りが決まるのが良い。
よせばいいのに僕はカメラを売って、またカメラを買って帰る。
数年前に買ったレンズやカメラを売る。
カメラやレンズらは、それらを使って「写すはずだった」様々な景色やポートレートに対する夢や期待が錆びたのと同じ位
同程度の経年劣化や褪色をした価格になって買い取られていく。
で、オーダーしておけば、魔法のように次のカメラがやってくる。
前回は仕事やモデル撮影のための「デカイカメラ」が必要だった。
次は人を撮る、一般人をモデルとして撮ることを目的に「小さくピントを外さないカメラ」を買った。
古い良いカメラとレンズを下取りにしたので、現金と新品のカメラが手に入った。
中野はなんとなくカメラを売りに行くとこというイメージで頭の中にあり、
逆に大概帰りは別なカメラを連れて帰るので少しウキウキだ。
帰りが楽しい(けどちょっとブルー引きずる)のでついついまた行ってしまう。
そんな町な気がする。
またしばらく来ないんだろう。