どんな絵にするか

展覧会のために絵を描いている。
どんな絵にするか?
僕の描いてる方法だと予め絵は決まってしまうのだけど、
それでも自分の作る絵の未来をどうするか?
考えて進むのはとても劇的で楽しい。
アクリルで描いてると取り返しがつかないことになったり。
油絵なら後戻りもやり直しもできたり。
でも、技法や材料がどんなものにせよ、一枚のキャンバスに1つ絵ができるのは
どんな絵になったとして絵ができることは確定している。
筆が進む度に未来はジリジリと形づくられていく。
無心になりながら筆を運び、無心の中に色々考える。
絵の広がりやいま筆を通して何が伝達されているのか!など。
なんだか、ジリジリ進む感触は普段の生活にも似ているのかもしれない。