★ケータイについて
 これまで10年間PHSを使ってきた。
 DDIポケット改めWILLCOMが擁する京ぽんシリーズ。
 メカやサービスとしての京ぽん、京ぽん2、WX320KR、特にWX320KRは僕にとって非常に良い存在だった。
 素晴らしい。
 (ドコモもここ2年持ってるが使ってない)
 ズバリDDIポケット〜WILLCOMの良かった点はいい加減だったところだ。
 ケータイなのにPOPメール(PCのメール)使いほうだい、フルブラウザははじめからついてた。(i-modeは利用不能)無段階のパケ放題、キャリア間通話放題、そしてこの度全キャリア向け10分電話かけ放題(ひと月500回まで)がでた。
 そして何より文句なしで繋がる安さがイイというところが間違いなくある。
 繋がるのに多大な料金が要らないのはとにかく気楽だ。
 通信速度は大した問題ではない。
 むやみにリッチなコンテンツは切り捨てれば良いわけだ。
 WILLCOMサイコー
 京ぽんブラボー
 だが、悪い面もある。京ぽんでどこにいてもネットに繋がれる状態になり半ば中毒化したことが最たるもの。
 京ぽんはネット世界への自由なゲートウエイになったが、ネットに引き込む弊害にもなった。
 初代京ぽん以来Web中毒は続いている。
 その中毒は取り払うべき時が来た気もする。
 もう満足だしうんざりだ。
 WILLCOM自体がSBMに吸収されて一時的に狼狽もした。
 WILLCOMを離れるイイタイミングだとも…。
 だがWILLCOMが使える…
 フリーで相性のあうキャリアで居続けるなら、10年そのままのメアドと電話番号が生きるのでWILLCOMの維持もありかと考えるようになってきた。
 ケータイキャリアや固定電話に10分だけ無料ではなせる「誰とでも定額」はWILLCOMから離れようという思考になっていた中、中々僕自身を引き留めるにはタイムリーでスマッシュなサービスに思えてきた。
 そういう意味では京ぽんより前、メールが使い放題だったH-SA3001Vあたりに近いサービスな気がしてきた。
 (サービスと機体は一体化した存在だと記憶する)
 あの機体の頃が僕にとってWebメディアと付き合う意味では一番健康的な時だった気もする。
 電話もメールもガンガンできて写真も撮れて送れるイイ端末でありイイサービスだったように思う。
 残念だが、ドコモやau、SBMの端末とサービスにその理念は無い。
 (二段階とかは思想が違う)
 iPhoneにも今のところメール周りで快適な感覚は得られなさそうだ。
 (スマホ系はネットに繋がるのはイイが文字の入力を楽に早くする機構がいまはない。
 それを理由に、スマホ移行した人に長文をメールで打つひとはまずいない。)
 この投稿はWX320KRで書いてるが、この長さを毎日スマホで打つには今のiPhoneタイプのフラッとな筐体には難しいし、キーボード引き出し型は何より重かった。
 引き続き仕事でiOSは追うからiPadかiPod touchは自腹でいずれ持つだろうが、入力系に改善がなければそのままだ。
 文字入力プラットフォームの改善がなければ、ほぼビューアーでしかない。
 (写真はありだけどね)
 スマホがフリック入力より素敵な入力方法を用意しない限りスマホに完全移行することはない。
 逆にフリック入力以上の入力が出ればアンドロイドだろうがWebOSだろうが移行する。
 ケータイについてはそんなとこだ。
 使いやすい早打ちができるデバイスがあるキャリア、しかも軽い端末があるキャリアを探してたが、誰とでも定額がでるならSBMが元にいようと悪く無いなと思えてきた。
 (要は通信に関する心理的コスト的障壁が無いのがイイ訳で。)
 明日はWILLCOMのサイトでも調べてみよう。

