日本のベンチャーキャピタル終了と日本のビジネス的旨味のなさを深夜に気付かされた。「朝まで生テレビ」をみて

「朝まで生テレビ」にて
深夜寝る前なので定かではないがハッとさせられたのでメモ…
●日本のベンチャーキャピタルは流行遅れ
田原総一郎氏が「ベンチャーキャピタルは上場したがるベンチャーがいないし上場しても上場益が出るか分からない…」
と言って時流から外れてしまったと。
(確かに流行りではない)
テレビでは広告モデルがマネタイズの主流であり主戦上…と歯切れ悪くモヤモヤしながら主題に移ったが、こちらもおいとく。
●上場は人気薄に…
上場は2000年くらいまでは、一頃前~80年代のスターみたいに憧れの状況だったが、SOX法やコンプライアンスの厳格化や、経営の国際最適化で2005年くらいから後は上場したい企業が減った。上場は社会的にも面倒なものだしメリットがなくなってきたからだ。
●国際対応が招いたもの
アメリカさんに押されて言われた経営の国際化や経営の国際最適化は、国際会計基準への対応や為替リスク回避の方法、外国人登用の日常化、各国の法政への対応への慣れなどを引き起こし、拡大路線が必要でマス対応が必要なビッグビジネスに関しては日本でやる必要がなくなったと。
●日本はミドルビジネスまでがちょうどイイ。
国内相手でそこそこ儲かるミドルビジネスはビッグビジネスに耐えるビジネスモデルが無いし、
拡大は必ずしも幸せでないと記憶に刻んでいる。
しかも上場しないでやっていけるエコなビジネスモデルが成立してるなら
自分がトップに立ち自分の裁量でやれるビジネスがイイに決まってる。
しかも上場はミドルビジネスを受け入れない。
上場会社が少なくなった原因がそこにあるだろう。
(大型車に乗らずエコカーで済ます生活に近いかな?)
●中抜きは少ない方がイイ。
日本の法人税は40%くらいだが、アジア各国では17~25%もザラにあると。
中間搾取が少ない方がビジネスには負担が少ない。
海外で開業する方がメリットがある。
海外で開業→国税減る→日本細る。
海外で開業→ベンチャー人材減る→日本細る。
海外で開業→ベンチャー経営者のネットワークが海外流出→日本細る。
なんとも。
●華僑化する日本人ベンチャー経営者
ちょうど中華思想の海外適応みたいに、日本人ベンチャーが日本という国と国土が同一の海外からみればレアな場所を離れて、華僑的に海外の日本人が経営してる会社が増えていくのかも。
地代や税法を見た上で日本でビジネスをすることのメリットが無いとわかり、日本でビジネスをする会社がなくなってきた。
●縮小化する日本ビジネス
高所特者の海外への人材流出で消費に宛てられる金が流れない世の中に。
日本は脱貨幣経済にするか、ベンチャー→ビッグビジネスなど法人にとってのパラダイスにしないとたちゆかなくなるのかも。
てか、長年の構造不良でいろんなことがガタガタ。
民間レベルの消費ももはやダメだしなんとも終わった感ひとしおではある。
(最近じゃ、独身を蔑視する税制や優遇措置ばかりだしね(子育て手当てや、住宅購入控除もデカイのだけだしね))
荷物をまとめて移住でもするかな?