写真ときちんと向き合う。

しばらく、実は写真を撮るのが微妙だった。
おもしろがっていない自分。
撮ったら良くないなと思う自分。
選定しないでレリーズばかりしている自分。
どこか偏っていたのか、
生活が微妙だったのか、
恋人がいないのが問題だったのか。
恋人は、引き続きいないのだが、夏を終わりにして
何となく撮っていて楽しくなってきた。
夏の盛りを過ぎた頃からレンズをつけてカメラを持って、街に出るのが楽しくなって。
アイデンティティを探す旅はどうやらもう心に響かないようで、
一年近く旅をストップしていたら、自ずと身の回りの楽しそうな事や、
旅先にしか転がっていなかったような絶妙と自分が思う時間に遭遇
するようになってきた。
多分僕の旬はアイデンティティ探検とかより、自分のいいなと思うものが確立していて
それを見つけてシャッターを切る事に単純にシフトできたのだと思う。
アイデンティティなんてのは、若いときに探しておくべきものだし、
そいつは、なんだか結局分からなかったんだけど、
今、自分がやっている事のバックボーンとかは、その土地土地に出向いて
ひとそろい見つけてきた気もする。
だから、ココからは自分の好きなものとかを自分の好きな機材で
とにかく撮る事じゃないかと。
バックもカメラも実はちょっと微妙なんだけど、
贅沢言わず頑張る。
K-mの次が出たら買う。
DA15を買う。
だけど、いまもってるistDsで暫くいつもの撮影を続ける。
どうもEOS30Dは人物撮影のときの女の子を乗せるくらいにしか僕は使わない
ような気がするので、抑えのタマとして基本的に使わないでイイかなと思っている。
もちろん人物撮影もどこかのタイミングから始めようとは思う。
でも、それも気が向いたところからでイイと思う。
夏の間、プールに行ったり楽しい事もいっぱい有ったので、
いまはその余韻に浸りながら次の事を考えている。
佐藤健二の次の一歩にご期待ください。