「灰色のピーターパン」池袋ウエストゲートパーク6読破

池袋は小さな頃から良く出かける場所だった。
カラーギャングが対立してたのもリアルタイムで体感してる(赤のTシャツを着てると因縁つけられたりね。)
それだけにコソバユイとこも有るし、加藤あいや長瀬智也の出るドラマも何度か見たことが有るので、かえって読むのを敬遠していた。
で、こち亀の両津と新宿鮫などの小説コラボ作品を友達が薦めていたので珍しく単行本を買って読んだとき石田依良の書くマコトがヒットした。
とても面白かった!
以来、石田依良をかなり贔屓にしている。
書店などで新刊旧作構わず買い込み、アキハバラ@deepなどはテレビドラマ、小説、マンガなど色々アサリ読んだり見たり。
今回の灰色のピーターパンも期待に沿うできだった。
映画などパート2あたりでだれてくるが、池袋ウエストゲートパークはへたらない。
残念ながら石田依良の恋愛モノや社会派作品は良くない。
が、池袋ウエストゲートパークは文句なしに面白い。
今、新宿に住む僕には小説の中と数駅先の地元の話が妙にしっくりくるのかも知れない。
それ以上にスナック菓子みたいに読み下せる池袋ウエストゲートパークがエンターテイメントとしていま自分に刺さって来るのだろう。
トムソーヤの冒険を書いたマークトゥエインの文が水に例えられるなら、石田依良の池袋ウエストゲートパークは間違いなくスナック菓子のような文章だとおもう。
腹もちとかは気にしない。
軽く、手が進み、そしてウマイ。
腹もちや、味わいが全てではない。
娯楽や爽快感、街の匂いは人を元気にする。
ロサに続く西口、池袋に明日辺り行こうかとも思う。
少し中毒性のあるスナック菓子といったところだろうか。