脱漫画雑誌(この年末に週刊ジャンプと週刊サンデーを読むのをやめることにした)

●卒業
年末年始は漫画雑誌が一瞬止まる時期。
週刊ジャンプと週刊サンデーをこのタイミングで漫画雑誌2誌を読むのをやめにした。
3回目のジャンプ卒業、
2回目のサンデー卒業。
●卒業の理由
出版不況と言うが実は出版がヤバイのは不況のせいじゃない。
出版不況なんて言葉にアグラをかいて変化しない雑誌の同行を見守るのに時間を割くのはもうイイかなってね。
半ばハマリ半ば調査を名目に雑誌パラパラやるのは終わりにして、そこに割く時間を有意義に使おうか?と思って。
絵を描く気力をキープしたり、小難しい本を読んでみたり、ネットのトレンドを押さえたり、時間は有限な割に配分しなきゃならないコンテンツが多すぎ。
だから読むのをやめる。
●効能と説得力を漫画に学ぶ
質の良い漫画雑誌は後引き感と爽快感、現実逃避をくれる。
ドラマよりドラマらしく、映画よりキャッチーで饒舌に。
あと、流行りを掴む上では80年代以降チェックが必要なアイテムかと思える対象だった。
加えて企画を作る上で後引き感や作品劣化が引き金になる作品自体のバッドエンド、打ち切りのフラグなど学ぶとこも多かった。
特に麻薬的な後引き感、惰性では読み止められない説得力、ロジックは金を出してさえ学ぶ必要がかつては有ったかと。
●しかし漫画雑誌を卒業する
何が一番漫画雑誌卒業の引き金かと言うと、僕がこの先自分の仕事で漫画雑誌をネタに企画をたてることは無いなと思った部分が一番大きい。
漫画家は管理されてるし、権利関係等が非常に不透明なようだし、オープンな人はWebで逢えるようになった。
(主要なビジネスは代理店が押さえてるし、キャラクター開発をするのに雑誌社はいらない。)
つまり漫画や漫画家はOKだが漫画雑誌が不要に思えてきた。
週に一回フィードされるリズムは心地好いものだったが、違うかたちがじきに受け入れられるようになるだろう。
あと今の同世代は漫画雑誌から離れている。
別なカルチャー別な面白いアイテムを手にしてる。
じゃあそれをキャッチアップしなきゃなと。
サブカルはサブカルだし、メインやカウンターカルチャーを押さえてなんぼだと思う。
次の地平を探す意味で卒業と言う言葉は中々的を得ていると思う。

コメントを残す