レンズを替えよう

50mm→24mm→21mm→43mm。
ASP-C規格一眼レフのボディに付けるレンズ、年々好みが変わっていく。
買い増したり、買い替えたり。
今は15mmが欲しい。
新しいレンズを一本買うと嬉しくなって使い続ける。
他にも色々持ってるが、使い続けるレンズはなんとなく決まってる。
そのレンズで年間数千~万の単位に及ぶ絵を切り取る。
固定した焦点距離のレンズを使うのが個人的に多く、ずっと使い続けていると「違う視点が持ちたい」「飛びたちたい」そんなフラストレーションにも似た感覚に襲われる。
今いる場所から離脱したいといった種類の意識は時間と共に強くなる。
また「もっと良い絵が撮りたい」という写真を撮る本来の気持ちも、そのレンズを買い足したいと思う気持ちに結びついていくのだと思う。
一眼レフカメラはまたアイレベルファインダー特有の「人機一体」な感覚が強いから、画角を変えると自分も変わるという錯覚が他のカメラより強いんだろう。
超広角レンズなどは正に人の目では味わえない域の世の中を見せてくれる。
24mmは後輩に売り渡したボディにオマケで付けてあげた。
21mmと50mmを処分する気でおり、その代わりに15mmの購入を今考え中。
21mmも合わせて処分するかはその後考える。
つまり、自分に合わなかったビジョン、他の視点を得た後に必要でなくなった視点は整理して行くのだ。
また、カメラを買う様になって中古も悪くないなと思う様になった。
視点をリレーする感じ。
壊れてたり、レンズにキズがあったりと、ある種のリスクも共存するのだが。
違う視点を安価に手に入れる、見たことない世界をかつてその世界を持っていた人から譲り受ける。悪くないことだ。
古いレンズ等は、新品ではもう二度と手に入らない。
仕方なく中古と言うのもカメラでは良くある話。
15mmを買ったらしばらく買い増しすることも無いのだろう。
そんなことを考える訳だがレンズを買い進める物欲は尽きないのだろうとも思う訳だ。

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