柔らかな芽生えをみまもる。

花が咲きほこる様をみるのはなかなか楽しいものだが、
つぼみの様を見るのも自然を眺めるなかで一つの楽しみと言えるのではないだろうか?
可愛い玉のような芽を見つけたり、
柔らかなつぼみを見つめる。
やがてくる時間を予感しながら、
その時間がどんなにか華やかなものかを思いながら、
そうやって過ごす時間も中々良いものだと思う。
アメリカの映画の話、壁紙にはバラのつぼみを。
いずれ咲くそのつぼみをながめ、楽しむのだそうだ。
そう、つぼみの様は洋の東西をこえて、期待のアイコンと言うような
そんな存在になっているのではないか。
新しい時間を充実させる何かが、そこにはたくさん詰まっているのではないか。
ひとには、その開花を予感する楽しみ、
希望を持つ余地がある。
希望は、現実として、
つぼみが大きな花へ姿を変えるように、
困難があっても、大輪の花として世に咲く。
そういう時間がやってくると良いものだ。