6枚のキャンバス、地塗りを終了

ジェッソ、キャンバス用の規定材を実は今回初めて使った。
今まではシルバーホワイトが中心だったし恐るべき薄塗りにして、しこたま乾かすのが常だった。
時間がないのでジェッソを使った訳だが、貰い物で数年まえのものなので個化してたり薄茶色に変色してたりでかなり苦労した。
薄茶色に変色したのはチューブの外壁部に近いとこだから、このジェッソは同じ様な光線にそこそこさらされると変色すると予想される。
まぁ、シッカロールみたいなもので急ぎだから使ったが実際にはこれから会うタイミングも少なくなるだろう。
何より個化し損ね、液体部分と分離してたりしたので恐らく通常の製品より固い、速乾状態だったのだろう。
しかし、ファンデーションが早く固まるのはスピードを上げるにはアリだが、じっくり良い仕事をしようと思うなら、基底部は変えがたい物があるので、真っ当な手法で望むのが好ましいと思う。
まぁ、割り切る仕事とそうでないものとに別れるのに近いかもしれない。
ただ、今回のアクリルは油絵の為のタッチの感覚を取り戻すための習作なので、描くものに関してはしっかりやって行こうと思う。